トレンドマイクロは9月8日、都内ホテルにて同社一般ユーザー向け統合セキュリティスイート「ウイルスバスター」シリーズ最新版となる、「ウイルスバスター2006 インターネットセキュリティ」を発表した。発売は、パッケージ版/オンライン版が11月2日。既存ユーザーへのアップグレード開始(インターネットクラブ会員へのオンライン提供)は10月20日から。
今回の新バージョンは、「日本のユーザーを重視し、日本のユーザーが予想不可能な脅威に対応でき、安全性を確保するために開発したのがウイルスバスター2006だ」(トレンドマイクロ執行役員 大三川彰彦氏)とし、さらには「安心してPCやインターネットを利用するための高性能・高品質な総合セキュリティソフトとして、さらに利便性や安心感を増強させることはもちろん、とくに今回のバージョンでは“フィッシング総合対策”といったユーザーをインターネット犯罪を防ぐための機能開発にも力を入れた」(同社製品開発本部製品企画担当部長 シニアグローバルプロダクトマネージャー 山崎祐二氏)と、昨今、巧妙化し被害増大が懸念されるインターネット犯罪からユーザーを守るべく、さまざまな機能強化が図られたという。
一般的にユーザーがPCを使用するにあたって脅威と感じるポイントとして、
という従来のウイルス対策だけでなく、
という項目が多くなってきた。
また同社は、「一般に多く知られてはいないが、来年施行される預金者保護法はフィッシング詐欺が保護の対象外である」ことも指摘し、ことさら自分のことは自分で守らなければならない、自己対策の重要性を説く。
ちなみにフィッシング詐欺は、「フィッシング詐欺メール」「URL偽装とファーミング」「スパイウェア」「偽装サイト」の4つが絡みあって起きることが多い。そのためウイルスバスター2006では、それぞれに対して分かりやすいインターフェースを工夫し、新機能で一括して防御できるようにしたことがポイントの1つとなる。
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