ネット犯罪対策機能を大幅強化──トレンドマイクロ、「ウイルスバスター2006」発表(2/2 ページ)

» 2005年09月08日 22時19分 公開
[小林哲夫&編集部,ITmedia]
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各々の機能を面倒と感じさせないように統合し、工夫された操作インタフェース

 フィッシングメールに対しては、従来の迷惑メール対策(件名に[MEIWAKU]を追加する)に加えて、フィッシングメールと疑わしきメールに[Phishing]という文字列を追加するようにした。また、言語判定機能が付属され、通常受け取らない文字コードのメールを判定し、それを排除するか否かといった設定ができる機能も加わった。

photo フィッシングメールとおぼしきメールには、題名に[Phishing]の文字が追加されるようになった

 ウイルス対策機能部分についての新機能として、起動直後にウイルス警告を確認し、イエローアラート以上の警告が出た場合は強制アップデートを実行する仕組みを備えた。なお、強制アップデート中はアップデートサーバのみへの接続を許可し、ほかへのネットワーク接続を許可しないスロット式アップデートという方法を採用し、万が一ウイルスに感染していたとしてもネットワーク経由で拡散させてしまう可能性を限りなく抑えながら、最新モジュールにWebアップデートできるのが特徴である。

 スパイウェアチェック機能は、従来バージョンより搭載されていたリアルタイム/手動検索に加え、スケジュール式の予約検索機能を強化した。スパイウェア検索の例外指定と復元も行える。さらにURLフィルタにスパイウェアのカテゴリを追加し、スパイウェアサイトへのアクセスを制限することができるようになった。

 偽装/ファーミング対策機能は、スパイウェア対策の強化とともに、hostsファイルへの悪用防止機能が備わり、それらを書き換えようと動きが見られた場合に警告が表示されるように、かつDNSサイト改ざんに対しては、サイト評価機能で診断を行うようになった。また、URLとSSLの表示チェック、サイトの評価がひとめで分かるInternet ExplorerとFireFox用のフィッシング詐欺対策アドオンツールバーが用意される。

photo hostsファイルが改ざんされる恐れのあるサイトへのアクセスをブロックする
photo アドレスバーの下にあるのがURL、サイト評価とSSL状況がわかるフィッシング詐欺対策ツールバー。これらは状態が一目でわかるフィッシング詐欺対策画面と設定のためのウィザードで設定できるようになっている
photo 新たに用意されたフィッシング詐欺対策用の設定状況画面

 ファイアウォール機能では、アプリケーション単位で監視できるだけでなく、改ざんやなりすましに対応するためハッシュチェックを行い、アクセス許可/拒否の例外ルールも設定できるようになっている。

 なお2005年4月に発生した、同社提供のパターンファイルが原因でPCやサーバに多数の不具合が起きた事件(関連記事12)について再度言及、「パターンファイル配布のプロセスを全面的に見直したため、二度と起こらないはず」と前置きした上で、万が一PCが正常に起動しない事態になったときの対策機能として、次回起動時に1つ前のパターンファイルに戻す「自動復旧機能」も用意された。

 ウイルスバスター2006は、今後1年間に600万の売り上げを目指す。現在の登録ユーザーが約400万人いることを明らかにした上で、ここ数年の伸びから達成可能な数字だとしている。

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