フラッシュメモリ使った高速起動技術、Intelが発表

» 2005年10月18日 17時38分 公開
[IDG Japan]
IDG

 米Intelは10月17日、ノートPCのバッテリー駆動時間を改善しつつ、システムの起動あるいはプログラムへのアクセスの時間を大幅に短縮する新技術を発表した。

 同社の新しいキャッシュ技術「Robson」は台北のIntel Developer Forum(IDF)でのライブデモで、CentrinoベースのノートPCをほぼ瞬時に起動させることを保証した。同じハードを使っているがRobsonを搭載していないノートPCは起動に数秒かかった。

 さらにRobson搭載ノートPCは、Adobe Readerを0.4秒で開いた。これに対しもう一方の(Robsonなし)ノートPCは5.4秒かかった。Quickenを開いたときは、RobsonありのノートPCでは2.9秒、なしの場合は8秒かかった。

 Robsonの秘密はNAND型フラッシュメモリにある。HDDから起動する代わりに、Robson搭載ノートPCは標準的なNAND型フラッシュメモリからデータを読み込む。これにより時間とバッテリーを節約できるとIntelは説明する。

 「アプリケーションにアクセスするときにHDDを回す必要がないため、電力の節約になる」とIntelのモバイルプラットフォーム部門副社長兼ジェネラルマネジャー、ムーリー・エデン氏。

 IntelはRobsonの仕組みについて詳しく説明することは控えたが、エデン氏は、この技術はコンピュータメーカーに提供できるほど成熟したと語った。詳しい情報は後で明らかにする、とも。

 Robsonは業界標準の64M〜4GバイトNAND型フラッシュメモリとともに使うよう作られているとエデン氏。デモで使われたノートPCには128Mバイトのフラッシュメモリが搭載されていたという。

 同氏は、Robsonがいつユーザーに広範に提供されるのかは示さず、市場投入の時期についてはPCメーカーが大きな要因になると話すにとどめた。

 「これをどう実装するかを決めるのはOEMだ。わたしの予想では、まずは企業ユーザーがこの技術を最初に目にすることになりそうだ」(同氏)

Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月30日 更新
  1. 約3万円台半ばでペン付きのAndroidタブレット「Lenovo Tab M11」を試す コンテンツ消費には十分なスペック (2024年05月28日)
  2. 税込み5万8800円で買える「10.9インチiPad(第10世代)」の実力を最新iPad Proユーザーが改めてチェックした (2024年05月29日)
  3. パスワードの「定期的な変更は不要」だが注意点も 総務省がサイバーセキュリティサイトで呼びかけ (2024年05月28日)
  4. 会話が禁じられた謎のメタバース空間「ぷらっとば〜す」なぜ炎上? 内閣府の孤独・孤立対策強化月間企画だが…… (2024年05月30日)
  5. まるで“化粧品”な見た目だけじゃない! エレコムのガジェット新ブランド「ILMF」を使って分かったこと (2024年05月28日)
  6. 総務省がCHUWI(ツーウェイ)を「行政指導」 一部モデルで認証の取得漏れなどが判明 当該機種では「5GHz帯Wi-Fi」は使わないように (2023年04月13日)
  7. 気軽でカラフルなヘッドセットもいいぞ! ビデオ会議でも役立つロジクールの無線モデル「Zone 300」を試す (2024年05月29日)
  8. Socket AM5対応の小型ベアボーン「DeskMini X600」がデビューで即ヒット! (2024年05月27日)
  9. 無料で使える「Chrome OS Flex」! どの程度使えるのかを試した (2022年08月10日)
  10. ウエスタンデジタルの大容量HDDやUSB Type-C対応USBフラッシュメモリーがお得 (2024年05月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー