「もっと早くできねぇのかよ」という“PC録画派”“エンコ職人”にこれ1枚──プレクスター「PX-C200P」エンコードカード(4/5 ページ)

» 2005年10月20日 17時23分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

画質はVBRソフトウェア2Passエンコードを行ったものとほぼ同等、しかし処理時間は雲泥の差

 では画質はどうだろう。PX-C200Pでは可変ビットレート(VBR)も利用できるが、平均ビットレートを指定しての1Passエンコードのみのため、多くのソフトウェアエンコーダが採用する2passエンコードのような理想的なビットレート配分は望めない。この点がどう画質に影響してくるかが興味ある部分だ。

 まずTVチューナーカードや家庭用DVDレコーダーなどで「標準モード」とされているビットレート4Mbpsで比較してみた。テストに用いたのは波が画面になだれ込むシーンのもので、画面全体の変化が激しい部分だ。

photo オリジナルソースに用いた9Mbps MPEG-2データ(左、以下同)、PX-C200Pで、平均ビットレート4Mbps VBRでトランスレートしたもの(右) <未圧縮bmp/zipアーカイブ済みデータはこちら(約680Kバイト)>
※映像は、スカパー!/スカパー!110、ケーブルTV「ディスカバリーチャンネル」より  (c)2004 Discovery Communications Inc. 連絡先:0120-777-362
photo TMPGEnc 3.0 Xpressにて、平均ビットレート4Mbps(ピーク6Mbps) VBRでエンコードしたもの(右)  <未圧縮bmp/zipアーカイブ済みデータはこちら(約700Kバイト)>
photo TMPGEnc 3.0 Xpressにて、ビットレート4Mbps CBRでエンコードしたもの(右)  <未圧縮bmp/zipアーカイブ済みデータはこちら(約700Kバイト)>

 オリジナルの雰囲気にもっとも近いのはPX-C200Pのものに感じるが、ブロックノイズの少なさはTMPGEnc 3.0 XpressでVBRでエンコードしたものが優れている。この部分は、さすがに2Passエンコードが優位に働いたといえる。

 一方、TMPGEnc 3.0 XpressにてCBRでエンコードしたものがもっともブロックノイズが目立ち、諧調が失われてしまっている。PX-C200Pの結果は、発色傾向がオリジナルにもっとも近い点も考慮しつつ、絶対的なエンコード速度と、若干のブロックノイズとのトレードオフと思えば良好な結果といえるのではないだろうか。

 次は一般に「長時間モード」と呼ばれている2Mbpsでの比較だ。TMPGEnc 3.0 Xpressで352×480ピクセル(Half D1)以上の解像度が選択できないため、PX-C200Pでも352×480ピクセルでトランスレートを行った。実際ビットレートとのバランスを考慮すると適切な設定といえるはずだ。

photo PX-C200Pで平均ビットレート2Mbps VBRでトランスレートしたもの(左、以下同)、TMPGEnc 3.0 Xpressにて、平均ビットレート2Mbps(ピーク3Mbps) VBRでエンコードしたもの(右)  <未圧縮bmp/zipアーカイブ済みデータはこちら(約530Kバイト)>
photo TMPGEnc 3.0 Xpressにて、ビットレート2Mbps CBRでエンコードしたもの(右)  <未圧縮bmp/zipアーカイブ済みデータはこちら(約520Kバイト)>

 ここでもブロックノイズがもっとも目立ったのがTMPGEnc 3.0 Xpress CBRでエンコードしたもので、画面全体がブロックノイズという感じである。PX-C200PとTMPGEnc 3.0 XpressでVBRエンコードものは微妙な差とだが、PX-C200Pが1Passエンコードという点を考慮すると非常によく頑張っているという見方はできよう。低ビットレートでのエンコードに強いといわれている「XCode II-L」の面目躍如といった感じだ。

PC録画に+αで、より便利なエンコ環境に

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