高解像度/大画面が普及価格帯から狙える──2005年冬版液晶ディスプレイ購入のポイント:+D Shopping バイヤーズガイド(1/5 ページ)

» 2005年11月30日 16時15分 公開
[池紀彦&編集部,ITmedia]

 現在メーカー製デスクトップPCを購入すると、ほとんどの場合において液晶ディスプレイが付属してきます。しかし普及価格帯の製品では、15〜17インチサイズといったサイズのものが多い傾向にもあります。昨今このサイズではやや小さく、表示領域そのものも狭い傾向があるためちょっと不満があるユーザーも多いのではないでしょうか。

 そこで今回は、より大型の液晶ディスプレイに買い換えてみることで、どのようなメリットがあるかをチェックし、その魅力を探ってみることにしましょう。

最大解像度

 まずは表示解像度について。たとえば20インチ以上クラスの液晶ディスプレイを選択した場合、その多くは1600×1200ドット(UXGA)といった広大な表示範囲を持つモデルが格段に多くなってきます。解像度が高いと、画面内に表示できる情報量が格段に増え、複数のウインドウを同時に開きながら作業できたりもするため、作業効率が大幅に向上します。

 いっぽう、19インチクラスのモデルの多くは対応解像度が1280×1024ドット(SXGA)となります。15インチクラスのモデルであれば1024×768ドット(XGA)といった解像度であることが多いので、こちらも表示範囲がかなり広がる感覚となります。なお17インチクラスのモデルの場合は解像度そのものに違いはない場合もありますが、表示パネルサイズそのものが大きいため、比例して表示される文字なども大きく見えるため、文字の見やすさも格段に向上するといったメリットもあります。

 さらに最近増えてきたワイドパネルを採用するモデルの場合は、たとえば1280×768ドット(WXGA)など横長の解像度にて表示されます。この場合、SXGAの1280×1024ドットと比べると縦サイズは若干狭い値ですが、複数のウインドウを並べて作業する場合や、映画DVDなどの横長コンテンツを楽しむことが多いというユーザーにとっては、かなり快適に使えることになるとも思われます。

入力系統

 続いてPCを接続するための入力系統の有無をチェックしていきます。

 現行で販売される多くの製品では、アナログ接続のD-Sub15ピン端子とデジタル接続のDVI端子の2系統を備えています。どうせならデジタル接続となるDVI-Dでの接続をお勧めしたいところです。この場合はPCにDVI端子が備わっているかどうかをチェックし、なければDVI搭載グラフィックスカードを導入してみるとよいでしょう。なおアナログ/デジタル兼用のDVI-I端子が搭載されていれば、変換アダプタによりアナログD-Subでの接続も可能です。

 また、後述するTVチューナーも搭載する製品の場合は、家庭用AV機器などを接続できる入力端子、なかにはD端子なども備える製品があります。このようなAV端子を備える製品であれば、家庭用ゲーム機器やHDD/DVDプレーヤー、あるいはデジタルチューナーなどを接続し、あたかも液晶TVのように活用することもできます。

液晶パネル性能(応答速度、視野角、輝度など)

 最後に、液晶パネル性能におけるスペック読み方についてのポイントをおさえておきます。

 液晶ディスプレイのカタログや製品ニュース、製品情報のメーカーWebサイトには、応答速度・視野角・輝度といったスペックが登場してきます。これらの値をチェックすることで、液晶パネルのだいたいの性能が確認できます。

 まずは応答速度。これは液晶ディスプレイの反応時間(たとえば真っ黒→白→黒に変化するまで)を示す値で、○○ms(ミリ秒)といったように記載されています。この数値が小さいほど残像が出にくく、画面の切り替わりが速いもの、たとえば動画再生やゲーム利用に有利といわれています。ただし、実利用では真っ黒・真っ白といった色はほとんど使われず、その中間色で表示することがほとんどであるため、必ずしも絶対的な値ではありません。このことはこちらに詳しく述べられているので参考にしてみてください。

 続いて視野角。どのくらいの角度まで画面を識別可能かという値を示し、上下○○度、左右○○度といった数値が記載されます。その角度範囲が広く、上下左右の値も同じというスペックのものが高画質である傾向があります。このことを含む、複数ある液晶パネル別の違いについてはこちらを参照するとわかりやすいと思います。

 輝度は画面の明るさを、コントラスト比はその輝度比を示します。高輝度のパネルでは明るい室内でも、遠くの位置から画面の文字やアイコンをしっかり視認できるメリットがあります。コントラスト比が高いと画面にメリハリがつき、くっきりした画質となる傾向があるメリットがあります。


そのほか──TV機能、光沢液晶など

 液晶ディスプレイを買い換える上でまずチェックしておきたいのは、普段の実用を考えるとやはり解像度だと思います。ワイドパネルによる横幅の広さや、より高い解像度で表示できるディスプレイでPCを使用するのに一度慣れてしまうと、もう従来の解像度には戻れないほど作業が快適になります。

 また昨今のモデルにはTVチューナーも搭載され、液晶TVとしても活用できるものも増えています。こうしたモデルでは室内のスペースをより有効に活用できるようになることでしょう。

 もう1つ、パネル面につやがある光沢(グレア)液晶という記述もスペック中に見られることがあります。光沢液晶は、画面の色が鮮やかで、黒が引き締まってコントラストが高いといった傾向にあるメリットがあります。対して従来のつやなしのものはノングレア液晶と呼ばれます。

 では、次ページからのスペック比較カタログでこれらのポイントを比較しながら、好みの液晶ディスプレイを探してみましょう。

2005年冬版19インチ以上の液晶ディスプレイカタログ

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