日本電気とNECテレネットワークスは11月30日、フラッシュROMにOSやアプリを搭載し、HDDレス仕様とした保守サービス専用端末ノートPC「PCパラフィールド」を発表した。価格は44万8000円。
PCパラフィールドは、HDD未搭載のモバイルノートPCで、HDDの替わりにOSやアプリケーションを記録したフラッシュROMを内蔵。OSとしてWindows XP Professionalを採用しており、OSやアプリケーション、および作業データはすべてRAM領域に展開され動作する仕組みとなっている。PC内部にはストレージは用意されておらず、作業データの保存は、認証機能付きUSBメモリや無線/有線LAN通信などによるサーバへの保存などを想定している。
シンクライアントPCとは異なり、サーバへ接続しないスタンドアロン状態での動作も可能となっているのが最大の特徴。また、フラッシュメモリにOSを保存しているため、ウイルスなどによるOSの書き換えなどが不能となっているほか、万一ネットワークを介して感染した場合にも、電源切断により汚染したソフトが消失するため、ウイルスによる被害を最小限に食い止めることが可能となっている。
CPUはPentium M 1.73GHzを搭載、1024×768ドット(XGA)表示対応の12.1インチTFT液晶を内蔵し、512Mバイトメモリを装備する。インタフェースはPCカードスロット、USB2.0、10/100BASE-TX対応LANなどを装備する。
本体サイズは275(幅)×233(奥行き)×17〜25(高さ)ミリ、重量は約1.3キロ。
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