MS、Windows Vistaのコンシューマー向け機能を披露

» 2006年01月05日 15時38分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftのビル・ゲイツ会長はConsumer Electronics Show(CES)の基調講演で次期版OS「Windows Vista」を初めてコンシューマーに向けて披露した。

 同氏はモバイルサポートやマルチメディアなどコンシューマー向け新機能を中心に紹介した。

 例えば、Windows Vistaでは1カ所から簡単にモバイルコンピュータの設定を変えられる「Windows Mobility Center」、携帯電話、PDA、音楽プレーヤーなどの携帯デバイスを一元管理する「Windows Sync Center」などモバイル対応の機能が導入されている。またペンベースの操作やタッチスクリーンサポート、手書き認識などTablet PCの機能も統合されている。

Sync Center

 マルチメディア方面の新機能としては、Windows VistaにはHD DVDサポートが搭載されている。また同OSはCableCARDをサポートするため、セットトップボックス(STB)なしでも高精細CATVコンテンツを視聴、録画できる。MicrosoftとDIRECTVとの複数年契約により、Windows PC、DIRECTVのSTB、Xbox 360の間でデジタルコンテンツを転送できるようになる。

 またゲイツ氏はデジタル写真の取り込みや管理、赤目の修正などを容易にする「Windows Photo Gallery」、高度なグラフィックスや新しいゲーム開発ツールに対応した「DirectX 10」、次期版メディア再生ソフト「Windows Media Player 11」も披露した。

Photo Galley

 このほかにも同氏は、保護者が子どものコンピュータ利用を監視、管理できる「Windows Family Safety」設定、リアルタイム情報やサービスに手早くアクセスできる「Windows Sidebar」なども紹介した。

Windows Family Safety
Windows Sidebar

 Windows Vistaは2006年後半にリリースされる予定。

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