今回発表されたのは、ThinkPad T43シリーズの上位機となるT60p/T60シリーズと、B5モバイルのX41/X40/X32シリーズの上位に位置づけられるX60s/X60シリーズだ。発売は2月中旬予定で、詳細なスペックやモデル数、BTOメニューなどは今のところ未定とのことだ。
ThinkPad X60sはXシリーズ最軽量のモデルで、1.8インチHDDを選べば約1.16キログラムとXシリーズ史上、最軽量を実現。本体サイズは268(横幅)×211(奥行き)×20〜35(高さ)ミリで、最軽量カスタマイズモデルでは厚さが27.9ミリにまで抑えることができる。搭載されるCPUは低電圧版のCore Duo L2300(1.50GHz)のみ。12.1インチXGAの液晶ディスプレイはX60よりも高輝度なポリシリコン液晶を実装しているのが特徴だ。
一方のX60はCore Duo T2300(1.66GHz)またはCore Solo T1300(1.66GHz)を採用する。ボディやマザーボードはX60sとほぼ共通化されているが、HDDは2.5インチタイプのみ搭載可能となっている。重量は約1.44キログラムからで、予想実売価格は18万円前後から。
なお、バッテリー駆動時間は、標準の4セルバッテリーでX61sが約4.5時間/X60が約4.2時間(いずれもJEITA測定法)だが、別売の大容量8セルバッテリと拡張ライフ・バッテリーを併用することで、最長11時間(X60は約10.7時間)の長時間駆動も可能だ。
同じくX60のマザーボード。X60sと同様、チップの数が非常に少ない。下のX41と比較して、基板面積が25%(約360平方センチから約270平方センチ)減ったことで、2.5インチのHDDを搭載可能となり、冷却ファンの大型化(冷却性能の向上)を実現した
X60シリーズのオプション製品群。左上から時計回りで新開発のアドバンスド・ミニ・ドック、その右隣がウルトラベース X6(約670グラム)、拡張ライフ・バッテリー(約370グラム)、標準4セルバッテリー(約260グラム)+スペーサ。X60とX60sのバッテリーは共通だが、後者に取り付ける場合はスペーサが必要になる。なお、大容量8セルバッテリーと拡張ライフ・バッテリーを装着すると、X60sで約11時間、X60で約10.7時間の駆動が可能になるという(重量は約500グラムアップ)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.