アイ・オー・データ機器は、LAN接続型TVユニット「AVeL LinkTuner AVLT1/GXW」に録画機能を追加したソフトウェアを公開した。
AVeL LinkTunerは2005年11月に発表されたLAN接続型のTVユニット。2チューナーを搭載し、DLNAネットワークサーバとしても活用できることを特徴とする(関連記事参照)。価格は4万7700円(税抜き)。今回提供されるソフトウェアにより、視聴・ファイル共有の機能に加え、PCへの録画にも対応するようになった。
10日より、既存LinkTunerユーザーに対してソフトウェアのダウンロード提供を開始し、今後出荷する同機には同ソフトが標準で同梱される。
録画機能は、同社TVキャプチャーユニット向けのTV視聴・録画ソフト「mAgicTV5」から、LAN接続したAVeL LinkTunerをチューナーデバイスとして認識させるようにしたことで実現している。PCからは、PCIやUSBタイプのキャプチャーユニット接続時と同様にmAgicTV上で認識され、制御できる仕組みだ。このLinkTuner対応版mAgicTV5のソフトウェアバージョンは5.11.06となる。
そのため録画方法も、従来のmAgicTV5+GV-MVP/GX2W(LinkTunerに内蔵されるキャプチャーカード)での使用時とほぼ同様となる。同ソフト内でのEPG使用やおまかせ録画予約、解像度780×480ドット/最大15MbpsのMPEG-2録画が行える。LAN接続タイプであるため、無線LAN接続されたまったく別の部屋にあるPCでももちろん使用できる(ただし、15Mbps録画を2チューナー用いて録画する場合は計30Mbps必要。同社ではIEEE 802.11aでの使用を推奨している)。
mAgicTV5では最大6番組の同時録画に対応する。2チューナー搭載のLinkTunerを最大3台、あるいは同機1台+同社製TVキャプチャーユニット「GV-MVP/RX3」などと組み合わせたり、ほかDLNAサーバとして使用することも可能となっている。
同時搭載が可能なキャプチャーユニット |
GV-MVP/RX3、GV-MVP/RX2、GV-MVP/RX2W、GV-MVP/RX2E、GV-MVP/RX、GV-MVP/GX2、GV-MVP/GX2W、GV-MVP/GX、GV-MVP/GXW、GV-MVP/RZ3、GV-MVP/RZ2、GV-MVP/TZ、GV-MVP/GXW(※GV-MVP/RX使用時はGV-MVP/RX2/RX2W/RX2Eのいずれかと同時使用する必要がある) |
加えてGV-MVP/GX2・GV-MVP/GX2Wを対象に、MPEG-2データからiPodやPSPなどで再生可能なMPEG-4データへハードウェアトランスコードできる機能を、さらに付属ソフト「mAgicTV」「GVencoder」で作成したiPod用MPEG-4動画をiTunesへ登録し、自動転送できる機能を備えたソフトウェアの提供を17日から、GV-MVP/RX3を対象に、Windows XP Media Center Edition 2005対応ドライバ・MPEG-2エンコーダの提供を24日より開始する。
対象製品 | 機能 | 提供開始日 |
GV-MVP/GX2・GV-MVP/GX2W | MPEG-4ハードウェアトランスコード機能追加 | 2月10日 |
GV-MVP/GX2・GV-MVPGX2W・GV-MVP/RX3・GV-MVP/RZ2・GV-MVP/TZ | iPod用MPEG-4動画をiTunesへ登録し、自動転送する機能 | |
GV-MVP/RX3 | MCE2005用ドライバ・デコーダ | 2月24日 |
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