PCIスロットをHDDマウンタにできる便利パーツ──バリューウェーブ「IP-352/251」週末アキバPick UP!レビュー(2/2 ページ)

» 2006年03月02日 17時00分 公開
[古田雄介(アバンギャルド),ITmedia]
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2.5インチタイプは、PCIブラケット1基ぶんを占有し、変換コネクタが付属する

 2.5インチHDD接続タイプのIP-251は、ブラケット1段ぶんのサイズとなっている。こちらは、直径5センチのファン用の穴が開いている。5センチファンはよくあるPCパーツショップで購入するとなると種類はやや少ないだろうが、3.5インチドライブと比較して発熱量の少ない2.5インチドライブで使用するなら、わざわざ取り付ける必要もないと思われる。

 安定性はこちらも問題なしだ。IP-352よりも張り出し部分も少なく、ケース内のケーブル類と干渉する可能性は低い。コネクタ類が集中する最下段のスロットに設置しても問題なく使える。

photo 装着するとこのような感じになる。変換アダプタはスレーブ用のコネクタも備わっているので、スロット2基に連結接続することもできよう

3.5インチベイを有効活用でき、ドライブ増設時も楽に

 3.5インチHDDが装着できるならば、もちろん同サイズであるFDDや3.5インチベイ搭載タイプのメモリカードリーダーなども設置できる。現在、FDDを使うことはほとんどなくなったが、OSインストール時にRAIDドライバを読み込む場合など、まだ使う機会はある。しかし通常の3.5インチベイにはHDDを搭載したいというユーザーは(少々無理があるが)このように待避してみてはいかがだろうか。

photo 使用したFDDでは底面とPI-351のねじ穴が合わなかったため、2つのねじだけで固定した。FDDはそれほど重くないのでこれで大丈夫そうだ(左)。ケーブル取り回しはやや無理があるが、ブラケットとドライブの間に隙間があるためケーブルの長ささえ足りれば接続できる(右)

 自作ユーザーにとって、ドライブ増設ベイが足りないということはよくあることだ。通常の3.5インチベイに空きがあるとしても、HDD冷却のため1つおきに設置するというユーザーも多いし、ケースによってはマウンタごと取り外さなければならずメンテが面倒だということもある。このようなユーザーにとっては1000円台と購入しやすいことも相まって、手っ取り早くHDDを増設し、すっきり内蔵させたい場合に非常に便利なアイテムではなかろうか。

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