もうみんなMacを買えばいいと思う――Apple純正「Boot Camp」をさっそく試した(1/3 ページ)

» 2006年04月06日 17時21分 公開
[こばやしゆたか,ITmedia]

 Intel CPUを搭載したMacでWindows XPの起動を可能にするツールが登場した。といっても「Windows XP on an Intel Mac」プロジェクトの「XOM」のことではなく、リリースしたのは本家Apple Computer(以下、Apple)。この「Boot Camp」はまだβ版だが、いずれ正式に次期Mac OS X“Leopard”に付属するとなれば期待してしまう。さっそくこれを使ってみたので速報という形で紹介しよう。

まずは必要なものを用意する

 まず今回の試用で必要なもの列挙する。

  • Intel CPUを搭載したMacintosh。ここでは1.83GHz Intel Core Duo搭載の17インチiMac(MA199J/A)を使用した。
  • Mac OS X v10.4.6。まだアップデートしていない場合には「ソフトウェアアップデート」を使う。
  • Boot Campソフトウェア。公式サイトからダウンロード。
  • ファームウェアアップデータ。ここから、使用する機種にあったものをダウンロードしておく。
  • 内蔵HDDドライブに5Gバイト以上の空き容量。今のところ外付けHDDドライブなどにはインストールできない。
  • ブランクCD1枚。ドライバディスクに使う。
  • できればプリンタ。作業方法のドキュメントを印刷しておかないと、作業中はMacで見ることができない。ほかにマシンがあるならそれを使ってもいい。
  • Microsoft Windows XP SP2のインストールCD(*1)。HomeでもProfessionalでもOK。ここではProfessionalを使った。

インストールからWindows XP起動までの手順

1.Boot Campのインストール

 ダウンロードしたBoot Campソフトウェアのイメージファイルをマウントさせると、その中身は下の画面のようになっている。すでにちゃんと日本語化されているのだ。この「インストールの前にお読みください.app」がインストールの手順書になる。可能ならプリントアウトしておこう。

 ここから「BootCampAssistant.pkg」をダブルクリックすると「Boot Campアシスタント」が「ユーティリティ」フォルダにインストールされる。でも、筆者の場合インストールされたアシスタントを起動すると次のエラーが出てしまった。

2.ファームウェアアップデート

 そこで、ファームウェアアップデートをかけることになる。これは、ダウンロードしてインストールすると、確認後アップデートツールが起動して書き換えの準備まで一気にしてくれる。あとは画面の指示に従ってシャットダウンした後、電源スイッチを押しっぱなしで起動させると、いかにも書き換えていますというプログレスバーの画面になる。書き換えが終わると自動的に再起動する。

3.Boot Campアシスタントの実行

 ファームウェアが新しくなったら今度は「Boot Campアシスタント」はちゃんと起動する。うまく起動すれば最初の画面に続いてこの画面になる。

 ここで行うのはWindows XPをインストールした後で必要になるMacintoshのハードウェア用ドライバディスク「Macintosh Dreivers CD」の作成だ。「すぐに作成」を選んで、空のCD-Rをドライブに入れて「続行」を押すとディスクが作成される。作られたCDはもちろんISO9660(Joliet)フォーマットだ。

4.インストール用のパーティションの作成

 次はパーティションの作成を行う。

 このアシスタントでは、HDDの内容を保持したままでパーティションを切り直すことができる。ただし、内蔵HDDにしか使えないし、すでにパーティションが切ってあるものにも使えない。筆者の場合その点は大丈夫だったのだけどその次ではまった。「パーティション作成」をクリックすると下のエラーがでてしまうのだ。

 これはその人の環境によるところのようで、ほかにインストールした人の話を聞くとたいていは問題なく先に進めるようだ。かなり悔しい。

 動かせないファイルっていうのは多分swapfileなんだろうと勝手に思って、ターミナルを叩いてswapfileを作り直させたりしたのだけど、だめだった。仕方がないのでディスクの内容をバックアップし、再フォーマットしてリストア。もちろん、こういう危ないツールのβ版を使うときには、まずバックアップをとっておくというのが鉄則なのだ。さぼりそうになったのでちょうどいい(でもこの作業に3時間くらい費やしてしまった)。

 リストア後は問題なく切り分けられた。なお、Windows XP用のパーティションサイズはデフォルトでは5Gバイトなのだけど、これではちょっと窮屈だ。分割線を左にドラッグしてすこし容量を増やしておいた方がいいだろう。筆者は10Gバイトにしてみた。切り分けが終わると下の画面になる(*2)。


*1SP2以前のインストールCDしかない場合にはこの方法(WinFAQ)でSP2適用済みのCDを作ることができる。ただしこの作業にはすでにWindowsが起動しているマシンが必要だ。

*2「Boot Campアシスタント」では、切ったパーティションを元に戻すこともできる。この場合Windowsパーティションの内容は失われる。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月24日 更新
  1. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  2. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  3. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  6. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  7. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  8. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
  9. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  10. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー