デルが放つファンレスノートPC第3弾「Inspiron Mini 10」を360度チェックした(後編):この静けさはクセになる(1/2 ページ)
低価格のNetbookとはいえ、性能やバッテリーの駆動時間は気になるところだ。デルの新製品を早速チェックした。
試作機でベンチマークテストを実施
デルが新たに投入した「Inspiron Mini 10」だが、CPUは開発コード名「Silverthorne」と呼ばれる低消費電力のAtomを採用した「Inspiron Mini 12」と共通だ。しかし、HDDはパフォーマンスに難がある1.8インチではなく2.5インチのSerial ATAタイプを搭載し、OSもWindows XP Home Edition(SP3)となっている。ここでは、現時点で選べる最高スペックを備えた試作機でベンチマークテストを行った。試作機のため製品版とは異なる可能性もあるが、購入の目安にしてほしい。
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2.5インチのSerial ATA HDDを搭載
詳細は上の関連記事に譲るが、本機はInspiron Mini 12と同様、グラフィックス機能を統合したIntel SCH(システム・コントローラー・ハブ:Intel AF82US15W)のチップセットをはじめ、CPUとメモリを専用モジュールで提供しているのがポイントだ。そのため、メモリの増設はユーザーレベルで行えない。
逆にHDDは前述の通り9.5ミリ厚の2.5インチタイプで、底面にある3本のネジを回してキーボードユニットを取り外すことでアクセスできる。BTOでは160Gバイトか120Gバイトバイト(5400rpm)の選択肢が用意されているが、将来的にはさらに大容量なドライブも追加される予定だ。キーボードは主要キーで17.5ミリピッチを確保し、30ミリリットルまでの水滴からPCを保護する生活防水機能を備えているという。
ボディサイズは260(幅)×180(奥行き)×16~28(厚さ)ミリ、重量が約1.17キロ。ボディの形状はとフラットで持ち運びやすい。10.1型のワイド液晶ディスプレイは「Edge-To-Edgeスクリーン」と呼ばれる光沢タイプで、解像度は1024×576ドットか1366×768ドットを選べる。
それでは、評価機の仕様をチェックしていこう。
次のページでは、ベンチマークテストでシステムパフォーマンスやバッテリーの駆動時間をチェックする。
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