アイ・オー・データ機器は6月23日、ネットワークメディアプレーヤー「AVeL LinkPlayer」の新製品2モデルを発表した。DLNA正式対応にくわえ、新しいGUIによる操作感の向上、HDMI端子の搭載などが主な特徴だ。価格や出荷時期は下記の通り。
型番 | 価格 | 出荷時期 | 備考 |
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AV-LS300DW | 3万7000円 | 6月末 | 無線LAN搭載モデル |
AV-LS300D | 3万3800円 | 7月中旬 | 有線LANモデル |
パソコンのHDDに保存した映像や音楽を大画面テレビなどで楽しめるネットワークメディアプレーヤー。DVDドライブと2つのUSB端子を搭載し、DVDメディアや外付けHDDに記録されたデータの再生も可能だ。また今回からNTFSファイルシステムのHDDも扱えるようになり、FAT32の制限(最大2Gバイト)なく、長時間の動画ファイルを再生できるようになった。さらにISO形式のディスクイメージも読み込めるという。
サーバソフトにはデジオンの「DiXiM Media Server」を採用し、DLNAガイドラインに正式準拠した。たとえばソニーのDVDレコーダー「RDZ-D97A」で録画した番組をネットワーク経由で再生できる。現状ではアナログ放送番組のみだが、DTCP over IPもソフトウェアバージョンアップにより対応する予定だ。またインテルViivテクノロジについても「年末を目途に対応したい」(同社)としている。
外観やコアとなるメディアデコードチップ(Sigma DesignsのEM8620L)は従来モデルと変わらないが、シャーシや基板は完全な新設計だ。たとえば基板はビデオ出力回路は独立させ、デジタル回路からのノイズ混入を防ぐ。D端子出力には、不要帯域ノイズ成分を除去するビデオフィルタドライバを搭載。D/Aコンバータにはバーブラウンの「PCM1793」を採用してSN比やダイナミックレンジ、ひずみ率の改善を図った。
さらにシャーシの剛性アップやビデオ・オーディオ回路の専用電源回路などを合わせ、画質と音質の向上を目指している。そのコダワリ方は、「VFD表示によるノイズを根本的になくすため、VFD消灯モードを搭載した」というほどだ。
一方、新しいGUIの設計にあたっては、家電の操作性を分析し、直感的に扱えるアイコン表示や見やすいアウトラインフォントを採用した。さらにメニュー画面では上下キーで項目選択、左右キーで階層を進むなど「リモコン操作を簡略化することを意識した画面フローにより、快適な操作性を実現している。また、本体にリモコン専用のサブCPUを搭載したことで反応が軽快になった」(同社)。
また、ユーザーから要望の多かったレジューム再生機能を新たに搭載した。最大10個の動画ファイルのレジューム情報を記録可能で、電源をオフにしても保持できるという。そのほかの主な仕様は下記の通り。
製品型番 | AV-LS300DW | AV-LS300D |
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再生メディア | DVD-R/-RW/+R/+RW(※1)、DVD+R DL、CD-R/-RW | |
対応フォーマット | MPEG1/2、DivX3.11〜5.21、WMV9、MP3、WMA9、PCM、AAC、JPEG、BMP、PINGなど | |
インタフェース | コンポジット映像、S映像、D4映像、HDMI、光デジタル音声、アナログ音声、USB×2(前面)、イーサネット | |
無線LAN | IEEE 802.11b/g | ー |
外形寸法 | 430(幅)×267(奥行き)×50(高さ)ミリ | |
重量 | 約3.1キロ | |
価格 | 3万7000円 | 3万3800円 |
出荷時期 | 6月末 | 7月中旬 |
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