レビュー
» 2006年07月28日 13時04分 公開

2スピンドルで1.2キロの“リアルモバイル”PC──エプソンダイレクト「Endeavor NA101」 (2/4)

[坪山博貴,ITmedia]
photo 鍛造マグネシウム合金素材を使用するトップカバーは凸面構造とし、軽量化と強度確保を両立する

 もう1つは堅牢製。旧モデルでもトップカバーの素材にマグネシウム合金を用いていたが、本機はトップカバー鍛造マグネシウム合金を採用、かつ凸部を持つ構造とし、さらに高い強度を実現した。加えてキーボードフレームやパームレスト部、ボトムカバーにもマグネシウム合金を採用することで、耐荷重150キロfという堅牢性を確保する。軽量化しつつ、より頑丈なつくりを目指したことが分かる。

 標準で搭載するセキュリティ機能の豊富さも魅力の1つだ。

 本機にはトラックパッドの右側に指紋センサーを備え、WindowsログオンやWebサイトへのアクセス認証を指一本で制御できる。ハードウェアセキュリティチップ(TPM v1.2)を搭載し、指紋情報はセキュリティチップ内に保管する。別途HDDを暗号化することも可能だ。


あえて17.7ミリピッチのキーボードを採用

photo キーボードはアルファベット、数字キーに加え、右寄りの記号キーまで約18ミリの均等ピッチキーを採用し、縦方向のサイズも詰められていないため、大きな違和感なく入力できる。上部のファンクションキーも4つおきに仕切られ、直感的に入力しやすい。なお、パームレスト部は手のひらにかいた汗や皮脂で滑らないようディンプル加工が施される

 機能面だけでなく、NT300シリーズで好評だったユーザーインタフェースはおおむね継承し、さらなる利便性向上のための改良が施された。

 キーボードは昨今、B5モバイルノートPCでもデスクトップPC向けキーボードと同じ19ミリピッチキーを採用する製品も多い。対して本機はあえてやや狭い17.7ミリピッチのキーを採用する。B5サイズという制約の中では、19ミリピッチだと記号など周辺部のキーを極端に狭い変則ピッチとする場合も多くなる。17.7ミリピッチを採用したのは、記号を含めた文字入力用のキーをほぼすべて、大きな違和感なく使える配慮のためだという。ちなみに縦方向も同サイズのピッチで、2ミリのキーストロークを確保する。

 また、左前面の「Fn」、「CTRL」キーをBIOS設定で入れ替えられる機能も同シリーズでも継承したのもうれしいところだ。トラックパッド部はパームレストから1段低く配置することで、キー入力時に指がパッドに触れ、意図しない操作がなされないよう配慮されている。

 もう1つ細かい改良箇所として、NT350ではほかのキーと密着していた最上段の「ESC」キーやファンクションキーの下方に仕切りが新たに入った。またファンクションキーは、デスクトップPC向けのキーボードと同様に4つごとに仕切られ、直感的にキーを識別しやすくなっている。B5モバイルノートPCという物理的制約の多い中で、これら操作性を高めるための工夫はかなり評価できる。


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