デュアルコアのライムグリーンはお好き?――NEC「LaVie G タイプL」:ダイレクトPC最前線(1/2 ページ)

» 2006年08月01日 11時00分 公開
[兼子忍,ITmedia]

主力モデルでは初のワイド液晶ディスプレイを採用

NEC Direct専用カラー“ライムグリーン”を採用した新「LaVie G タイプL」。サイズは360(幅)×260(奥行き)×36.6〜40(高さ)ミリ、重量は約3.1キロとクラス標準だ

 NECのスタンダードノートPC「LaVie L ベーシックタイプ」がラインアップを一新し、本体デザインとともに基本スペックを強化した新モデルがリリースされた。これを受けて、同社の直販サイト「NEC Direct」でも、Web専用モデルのLaVie G タイプLが登場した。ここでは早速、その使い勝手やBTOの詳細についてチェックしよう。

 新生LaVie G タイプL ベーシックタイプの最大の特徴となるのが、LaVie L/LaVie G タイプLでは初採用となるワイド液晶だ。1280×800ドット表示に対応した15.4インチの液晶ディスプレイは、1024×768ドット表示の15インチXGA液晶を搭載した従来機に比べ約1.3倍の表示領域を備えており、快適な操作性を保ったままで複数のアプリケーションを同時に起動することができる。液晶パネルは、これまでと同様の高輝度/低反射スーパーシャインビュー液晶だが、ワイド画面になったことでプリインストールされる独自のツールバー「おすすめメニューバー」を表示した状態でも十分な作業領域を確保することが可能になった。さらに、次期WindowsのVistaで「Windows サイドバー」を利用する場合も、同様にデスクトップ領域を広く使うことができる。Windows Vistaへの乗り換えを考える上でも、ワイド液晶の搭載は大きなメリットといえるだろう。

 液晶ディスプレイのワイド化にともなって、デザインを一新したボディも見どころだ。ボディは最も厚い後端部で40ミリ(最薄部は36.6ミリ)と、A4クラスのノートPCとしては標準的ながら、シャーシ部に薄い部材を積み重ねたようなデザインを取り入れ、さらに両サイドを外側に向かってなだらかに傾斜させることで、実際よりもスマートな印象を持たせることに成功している。なお、天面とキーボード奥にライムグリーンを採用した評価機のカラーリングはNEC Direct専用カラーとなるが、店頭モデルと同じスノーホワイトも用意され、好みに応じて選ぶことが可能だ。

同社の主力モデルでは初となる15.4インチのワイド液晶ディスプレイを採用(写真=左)。解像度は1280×800ドットで、脇にツールバーを置いても従来機並みのフリースペース(1024×768ドット)を確保できる。光沢タイプゆえ画面への映り込みはそれなりに発生する。店頭モデルはスノーホワイトのみだが、直販のNEC Directでは専用カラーの色鮮やかな「ライムグリーン」を選択可能だ(写真=右)

チップセットをデュアルコアCPUやDDR2メモリ対応のRadeon Xpress 1100に更新

 基本スペックは、CPU/グラフィックス機能/ネットワーク機能の3点が主な強化ポイントとなる。見逃せないのは、それらを支えるチップセットが従来のSiSM760GXからATI Radeon Xpress 1100に改められたことだ。これにより、デュアルコアCPUやDDR2メモリを新たにサポートしたほか、メモリバスが533MHz(従来機は333MHz)に引き上げられ、Intelプラットフォームを採用した上位シリーズのアドバンストタイプに迫るポテンシャルを獲得している。

 今回のモデルチェンジで特筆できるのが、AMD製のデュアルコアCPU、Turion 64 X2 TL-50(1.60GHz)を選択可能になった点だ。LaVie L/LaVie G タイプLには、AMD製CPUを搭載したベーシックタイプと、Intel製CPUを搭載したアドバンストタイプの2シリーズが用意されるが、現時点でデュアルコアCPUを選べるのは、下位モデルに相当するベーシックタイプのみとなる。BTOメニューには、1.60GHzで動作するMobile Sempron 3200+も用意されるので、コストパフォーマンスを重視するならば、こちらを選ぶという手もある。

 グラフィックス機能は前モデルと同様、チップセット内蔵コアで提供されるが、SiSM760GXからRadeon Xpress 1100に変わり、メインメモリもPC2700対応のDDRからPC2-4200対応のDDR2に高速化したことで性能は確実に向上している。今回は試作機での評価ゆえベンチマークテストは行っていないが、ちょっとした3Dゲームを楽しめるようになったのは前進といえるだろう。また、細かいところではLRTC(LCD Response Time Compensation)対応によって液晶パネルの応答速度が高速化され、DVDビデオやTVの映像で残像感が減っているのもうれしいところだ。

 メモリ容量はこれまで最大1Gバイトまでのサポートだったが、本機から店頭モデルと同じ768Mバイト/512Mバイトのシングルチャンネル構成のほか、直販モデルでは2Gバイト/1Gバイトのデュアルチャンネル構成を選ぶこともできるようになった。HDDも店頭モデルの100/80Gバイトに加え、LaVie G タイプLのみ120/40Gバイトが用意されているのも心憎い。

 なお、光学ドライブはコンボドライブかDVD±R DL対応のスーパーマルチドライブから選べる。TV機能は本体に内蔵できないが、IEEE802.11a準拠(W52)の無線LANルータ機能を備えたTVチューナーユニット「AirTV」を追加可能だ。地上デジタル放送は受信できず、地上アナログ放送に限定されるものの、3次元Y/C分離回路やゴースト軽減機能といった画質改善機能を装備し、気軽にTV番組を視聴/録画できるのは大きなアドバンテージといえる。

 現時点でAirTVは単体で販売されておらず、PCとのセットで購入するのが唯一の入手方法となる。無線LANの届く範囲なら、TVアンテナのケーブルにとらわれることなくTV放送を楽しめるので、本機の購入を考えるなら、ぜひ追加を検討してほしいアイテムといえる。AirTVを選択すれば、OSをWindows XP Media Center Edition 2005に変更できるのも今回からの変更点である。

メモリスロットやHDDベイには底面から簡単にアクセスできる(写真=左)。メモリスロットは2基あり、最大2Gバイトまでサポートする。標準装備のバッテリは容量14.8ボルト 4800mAhのニッケル水素だが(公称駆動時間は約1.9時間)、オプションにはリチウムイオンバッテリーが用意され、最大3.5時間の駆動が可能だ。なお、底面から吸気するシステムのため、設置する場所には気を配りたい。右の写真はACアダプタで、アドバンストタイプと共通のものに変更された
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