デル、国内PC市場シェアで初の2位

» 2006年08月02日 18時35分 公開
[ITmedia]

 IDC Japanが8月2日発表した4〜6月期(第2四半期)の国内PC市場出荷実績(速報)によると、デルが富士通を抜いて初めて2位になった。積極的な販売攻勢に加え、防衛庁からの大型受注獲得も貢献した。

 デルのシェアは16.1%となり、長く2位だった富士通(15.6%)は3位に転落。デルは価格攻勢や積極的な広告宣伝に加え、防衛庁の情報流出防止対策として受注した5万6000台の納入が始まったのもシェア上昇につながり、台数ベースの成長率(以下同じ)では前年同期比で14.2%増となった。

 富士通は新規出荷を抑えるなど、収益性を重視する路線を採用したため同9.4%減に。トップのNEC(19.6%)は順位とシェアは確保したが、市場全体の低迷から同2.0%減にとどまった。

 国内勢は4位の東芝(9.4%)が個人向け、企業向けとも好調で、同10.9%増と高成長を維持した。ソニー(7.0%)は同13.2%増と拡大して5位に浮上。市況が比較的いいポータブルで強みを発揮し、収益を維持しながら成長したという。

 市場全体では、同2.3%減の341万台にとどまった。企業向けは前年並みだったが、個人向けはサッカー・ワールドカップの影響でデジタル家電に需要がシフトした影響のほか、1〜3月期(第1四半期)から持ち越した流通在庫が新規出荷を圧迫した。

 IDC Japanは「家庭市場の落ち込みが大きいことなどから、2006年通期の市場規模は当初の見方より下方に修正される見通し」としている。Windows Vistaの発売が来年に延期された影響から、個人向け市場では年末商戦で買い控えが発生すると予想されるため。法人向けも、リプレース需要の一巡から鈍化傾向があるという。

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