世界中のPCを自分仕様に――多機能プレイヤー「wizpy」:名付けの親はゆうこりん

» 2006年11月21日 19時13分 公開
[後藤治,ITmedia]

 ターボリナックスは11月21日、USB接続の携帯プラットフォーム「wizpy(ウイズピー)」を発表した。製品の命名は小倉優子さん。販売台数や販路、サポート体制などについては未定だが、価格は3万円未満になる見込み。2007年2月に発売される予定だ。

 wizpyは、Linux OSをブート可能な4Gバイトのフラッシュメモリで、接続するPCを問わず自分のデスクトップ環境をどこでも利用できるのが特徴。搭載OSは同社のTurbolinux FUJIをベースに開発されており、UIはほぼ同等という。また、単体でメディアプレイヤーとしての機能も備え、音楽(MP3/WMA/AAC/OGG)や動画(DivX)の再生をはじめ、静止画(JPEG)/テキスト表示、FMラジオやボイスレコーディングを行える。

 発表会の冒頭でターボリナックス取締役財務統括 兼 CFO 岡田光信氏は、今回発表されたwizpyにより、マシンを共有するさいのプライバシーの問題や、ノートPCを携帯する労力から解放される利点を挙げ、「ユーザーの環境が“本当の意味で”ユビキタスになる」と自信を見せた。

OSを含むデータをPCと分離することにより、すべてのPCが自分専用の端末として利用できるようになる。ただし、利用できる周辺機器はドライバの関係で「Turbolinux FUJIがサポートしているものとほぼ同じと考えてください」(画面=左)。標準でWebブラウザやメーラー、オーディオ/動画プレイヤー、オフィススイートなど、一般的なアプリケーションを網羅している。画面は音楽再生のデモ(画面=中央)。本体へのデータ保存領域が実質3Gバイトを切っているため、ネットワークストレージも有料で提供される予定。同社が提供するサーバー上にファイルを保存できるほか、別のユーザーとの共有も可能だ(画面=右)。ストレージの容量に応じて複数のサービスを提供する予定という

 wizpyの主なスペックは、メモリ4Gバイト(1〜1.5Gバイトをソフトが占有)、1.71インチのOLED(220×176)を搭載。バッテリーは5200mAhのリチウムポリマーを採用し、駆動時間はMP3連続再生で約10時間となっている(充電はUSB経由)。本体サイズは42(幅)×84(奥行き)×12(高さ)ミリ、重量は60グラム。なお、8Gバイト以上のメモリを搭載した大容量モデルは「当面考えていない」(同社)。

はじめにソリッドホワイトのモデルを発売し、順次ブラックやピンクなどのカラーバリエーションも展開するという(写真=左)。単体でメディアプレイヤーとしての機能を搭載(写真=中央)。表示画面はやや小さいが、それなりに精細で視野角は広い(写真=右)
左から本体上面/下面/左側面/右側面。試作機にはSDカードスロットがあるが、第一世代のモデルでは省かれる予定。またmini-USBの位置も変更されるという。このほかライン入力とヘッドフォン出力、内蔵マイクなどを備える

 なお、発表会には“wizpy(コードネーム:246)”の名付け親である小倉優子さんが登場し、自身のPC環境やwizpyの利用体験などを語った。「wizpyはすごい」そうです。

製品コンセプト「ポータビリティ」「パソコン」「プライバシー」「プレイヤー」の“P”をとって「with P=wizpy」と命名したという。最近blogを始めたという優子さん、記者の中からメール相手に関する質問が飛ぶと、あっという間に退出してしまった

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