AMDイベントのウラでIntel製CPUに価格改定の動き古田雄介のアキバPickUP!(2/2 ページ)

» 2007年04月23日 12時22分 公開
[ITmedia]
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“2+”とは、「Socket AM2+」のことだった

兄貴の部屋2+

 ここで、「兄貴の部屋2+」と題し、再び兄貴が登場。AMD製品のロードマップについて、国内未発表の情報を明かした。

 AMD製CPUは、先日のAthlon 64 X2価格改訂後も新モデルが登場しなかった。しかし、間もなくTDP45ワットの低消費電力なAthlon 64 X2が店頭に出回る。45ワット版のラインアップがそろったころ、“別の何か”も追加されるらしい。その後、2007年後半には「STARS Core」と呼ばれるL3キャッシュ共有型の新ラインアップが投入される流れだ。

 STARS CoreになってもCPUソケットの形状は変わらず、現行のSocket AM2と互換性のある「Socket AM2+」が採用されることになる。新機能の「HyperTransport 3.0」では、CPUの動作クロックにあわせて、最大5.2GHzまで高めることができる。また、「Split Power Plane」技術により、各コアを異なる動作クロックで動かすことも可能になった。なお、現在のSocket AM2マザーにもSTARS CoreのCPUを装着できるが、これらの新機能には対応しない。

 STARS CoreのCPUについては、2008年まで現行のCITIES Coreタイプと併行して販売される予定。これまでのデュアルコアCPUに加え、クアッドコアタイプもラインアップされており、順調にいけば2007年末にも登場する可能性がある。兄貴は「以前からSocket AM2の将来性を声高にアピールして参りましたが、本日、クアッドコアCPUまで組み込めることを皆さんに報告できてうれしい」と語る。

CPUのロードマップ。Athlon 64 X2はさらに低消費電力に向かう(写真=左)。新しいSocket AM2+の詳細、従来規格との強い互換性を持つ(写真=中央)。Socket AM2+に対応する1U向けクアッドコアCPUの存在を明らかにした(写真=右)

 最後に、兄貴が持参したブリーフケースを開けると、AMDが提唱するDTXプラットフォームに則ったケースが登場した。「台湾から急いで持ってきました。国内での展示は今日が初めてです」という。一見ただのスリムケースだということを認めつつ、「組み込んでいる電源やマーザーボードはATX規格です。つまり、DTXに移行しても従来のパーツが利用できるのです」と語る。続けて、佐藤氏が「どこかの会社と違って、従来の規格を有効に使うのがAMDです!」と、I社を意識した強烈なメッセージを残した。

持参したブリーフケースを開ける兄貴(写真=左)。パーツを組み込んだDTXケースが登場(写真=中央/右)

Core 2 Duoは価格改定前の品薄状況に

 一方、I社ことインテル製CPUは、アキバでやや変わった状況になっている。会場となったTSUKUMO eX.は、週末までにCore 2 Duoをすべて売り切り、22日以降に入荷される価格改定を反映した値段での予約販売を始めていた。

 現在、Core 2 Duoの価格表に「売り切れ」と記入しているショップは多いが、価格改定前に堂々と告知するのはめずらしい。場合によっては、まだ在庫を残しているショップから反感を買うおそれもあるが、「多少の反感はあるかもしれませんね。金曜日に売り切れてから、告知と予約販売が決定されたので、我々も寝耳に水でした。事前告知によって、すでにいくつかの予約も頂いています」という。TSUKUMO.eXの予価は、Core 2 Duo E6700が4万2980円、E6600が3万980円、E4300が1万6380円となっている。

 こうした状況に、Core 2 Duoを在庫している某ショップは「フライング販売されるよりもキツいですね。近所で食い合うような競争はできれば勘弁してほしいです」と、正直に語った。

 なお、AMDの兄貴は「インテルさんの価格改定も、金額的にはそろそろ限界でしょう。ウチも価格だけで競争する状況にはしたくないですね。AMD 690シリーズのような遊べるチップセットがあるので、色々と自作を楽しみたい人には、ぜひAMD製品を買って欲しいです」と、あまり気にはしていない様子だった。

TSUKUMO eX.のCore 2 Duo価格表
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