米Sandiskは6月4日、セキュアなUSBドライブ「Cruzer Professional」と「Cruzer Enterprise」を発表した。
これら製品はパスワードによる保護を提供し、ハードウェアベースの256ビットAES暗号を組み込んでいる。ハードウェアベースの暗号化は、多くのパスワード保護付きコンシューマー向けUSBメモリで使われているソフトウェアベースのセキュリティよりも信頼性が高いとSandiskは主張している。両製品ともデータ転送速度は読み込みが24Mバイト/秒、書き込みが20Mバイト/秒。
Cruzer Professionalは主に、機密データを守ると同時に、一部のファイルを簡単に共有したい個人や小規模企業向け。ドライブ内にパスワード保護付きの「Private Zone」を設置でき、機密データをこのゾーン内に、他人と共有したいデータをゾーン外に格納できる。
Cruzer Enterpriseは主に、企業ポリシーの施行、中央管理、コンプライアンスを必要とする中規模・大規模企業向けという。ドライブ全体を強制的にパスワード保護し、セットアップの際にユーザーに複雑なパスワードを作成させる。Sandiskは、さらなる機能性を求める企業向けにサーバソフト「Cruzer Enterprise CMC(Central Management & Control)」も提供する。このソフトにはネットワーク経由のパスワードリカバリ、紛失したドライブのリモート停止、監査などの機能が含まれる。
Cruzer ProfessionalとCruzer Enterpriseは米国で販売開始されており、7月に欧州、年内にアジアで発売の予定。対応OSはWindows 2000、Windows XP、Windows Vista、Windows Sever 2003。メーカー推奨小売価格は以下の通り。
1Gバイト版 | 2Gバイト版 | 4Gバイト版 | |
---|---|---|---|
Cruzer Professional | 54.99ドル | 94.99ドル | 144.99ドル |
Cruzer Enterprise | 74.99ドル | 124.99ドル | 184.99ドル |
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