AMDに久しく不在の“ハイエンド”を待ち望む声古田雄介のアキバPickUP!(1/4 ページ)

» 2007年07月02日 11時45分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

“Vista特需”でRADEON HD 2400 PRO搭載カードがよく売れる

AMDとNVIDIAのローエンドカードがほぼ同時に登場

 5月中旬に出回り始めたRADEON HD 2900 XT搭載カードから1カ月が経ち、先週の金曜日に同2400 PRO搭載カードが登場した。Sapphireの「Radeon HD2400Pro」で、価格は9000円弱。在庫は潤沢だ。また、いくつかのショップでは、競合製品となるZOTACの「GeForce 8400GS」シリーズも同時期に入荷している。

 Radeon HD2400ProはRADEON HD 2000シリーズの最下位GPU「RADEON HD 2400 PRO」を搭載しており、DDR2メモリを256Mバイト積んでいる。インタフェースはPCI Express x16で、アナログRGBとDVI-I出力端子を装備。DVI-I端子に別途アダプタを装着すれば、HDMI出力も可能だ。また、RADEON HD 2400 PROがサポートする「UVD(Universal Video Decoder)」機能により、低スペックなマシンでもBlu-ray DiscやHD DVDのHD映像再生がスムーズに処理できる特徴も備える。

Sapphire「Radeon HD2400Pro」

 発売日からGPUの性能をそれほど必要としない層に人気を博しており、BLESS秋葉原本店は即日売り切れたほど。「9000円以下の価格でDirectX 10に対応しているので、Vistaユーザーによく売れました。ゲームはしないけど、ある程度のAV性能が欲しいという人には最適なカードだと思います」(同ショップ)とのこと。

 グラフィックスカードのハイエンド市場ではNVIDIAに押され気味のRADEONだが、映像の美しさを評価する声は多い。クレバリー1号店は「最近は“処理能力ならGeForece、映像の美しさならRADEON”というのが定評になっています。映像の美しさはローエンドでも発揮されるので、Radeon HD2400Proがヒットするのはうなずけますね」と語る。

ZOTAC「GeForce 8400GS 256M」。メモリ容量が半分の「GeForce 8400GS 128M」も出回っている

 一方のZOTAC「GeForce 8400GS 128M」と「同256M」は、あまり注目しているユーザーがいない様子。某ショップでは「ローエンドではGeForceのうまみが少ない。256Mバイト版はRadeon HD2400 Proより高いとあって、値ごろ感もありません。処理性能にこだわらない層には、今でもRADEONのほうが人気です」と、上記の内容を裏付けるようなコメントを聞いた。

 ただ、それでも“ハイスペックなRADEON”を望む声は多い。ある店員さんは「RADEON HD 2000シリーズの中位である2600を搭載するカードはまもなく入荷する予定です。こちらもある程度人気が出ると思いますが、やはりGeForce 8800 GTXの対抗馬が出ないと、市場全体が盛り上がりませんね。AMDはCPUも近日価格改定して、最上位のAthlon 64 X2 6000+を2万円台まで下げる予定です。しかし、新モデルが投入される情報はありません。CPUもGPUもハイエンド不在では寂しいですよね」と話す。

 AMDの反撃はいつか。そのヒントは6月30日に開催されるAMD主催のデモ展示会「エクスペリエンス・ザ・2K」で明らかになった。

製品:Sapphire「Radeon HD2400Pro」
入荷ショップ
クレバリー1号店8373円
パソコンショップ・アーク8480円
ドスパラ秋葉原本店8480円
T-ZONE.PC DIY SHOP8680円
TSUKUMO eX.8780円
USER'S SIDE秋葉原本店8940円

製品:ZOTAC「GeForce 8400GS 256M」
入荷ショップ
パソコンショップ・アーク8900円
TSUKUMO eX.9480円

製品:ZOTAC「GeForce 8400GS 128M」
入荷ショップ:
パソコンショップ・アーク7980円

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月31日 更新
  1. ついに日本でも販売を開始したAIグラス「Ray-Ban Meta(Gen 2)」実機レビュー 完成度は高いが課題も (2026年05月29日)
  2. 「実は社長を狙ってました(笑)」──元日本MS幹部が語るグーグル・クラウドへ移籍した理由と「伸び代しかない」日本のAI市場の今後 (2026年05月27日)
  3. 片手で持てる55万円の超ハイスペックミニPC「MINIX ER939-AI」が登場! 夏向け冷却台の新製品も (2026年05月30日)
  4. デスクワークの疲労を“電動ストレッチ”でリセット 座面にファンを内蔵した次世代ワークチェア「Omni Pro」や大柄な人向け専用モデルがLiberNovoから (2026年05月30日)
  5. 鉄道運転シミュレーターが楽しくなる! 「ズイキマスコンPRO」(クラファン版)を買って使ってみた (2026年05月29日)
  6. スマートウォッチとの“2台持ち”がはかどる! 約12gで画面レスの「Google Fitbit Air」とパーソナルAIコーチの実力を試す (2026年05月26日)
  7. 6台の機器を同時に急速充電できる「Anker Charger (112W, 6 Ports, GaN)」がセールで20%オフの3990円に (2026年05月29日)
  8. 所有しているのに、手元にないように感じる不思議さ ミニスパコン「NVIDIA DGX Spark」と過ごした1カ月 (2026年05月27日)
  9. 一部PCでWindows 11(バージョン 24H2/25H2)で5月のセキュリティ更新をインストールできない事象 今後の更新で解消予定(暫定回避策あり) (2026年05月26日)
  10. ロジクール、エルゴデザイン筐体を採用したスタンダードワイヤレスマウス (2026年05月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年