5月第2週に登場した、ノートPC向けの新型Core 2 Duoに対応するベアボーンMSI「MS-1637」が、先週ようやく登場した。価格は9万円台前半で在庫は少数だ。
MS-1637は15.4型ワイド液晶を搭載する据え置きノートタイプのベアボーン。Intel GM965 Expressチップセットを搭載し、Core 2 Duo T7700/T7500/T7300/T7100に対応している。グラフィックスはチップセット内蔵のIntel GMA X3100で、メモリはDDR2 533/667を最大2Gバイトまで積めるほか、Intel Turbo MemoryもMini PCI Expressカードスロットにモジュールを実装することでサポートする。
Santa Rosa対応製品はマザーボードも出回っておらず、MS-1637が初めて。対応環境がない状況でCPUを先行買いしたユーザーも確認されており、確実な需要があるように思えるが、複数のショップが「反応はほとんどない」と答えていた。
ある店員さんは「先行でCPUを買った人は、待ちきれずにメーカー製PCに換装した可能性が高いですね。もちろん、メーカー保証外になりますが、私でもそうしますよ……」と語る(関連記事:眺めてハァハァする人々――新型Core 2 Duo登場で)。
なお、単品で発売される対応マザーについての具体的な情報は得られなかった。複数のショップで「出すならあそこ」と候補に挙がったのは、MS-1637を発売したMSIと、アルバトロンだ。「以前ならAOpenが筆頭候補でしたが、パーツのリリースが大幅に減っている現状では期待できません。KI690-AM2をリリースしたアルバトロンに期待ですね」(某ショップ)という。
ちなみにアルバトロンからは、先週火曜日に、Socket AM2で初のMini-ITXマザーとなる「KI690-AM2」が登場している。3万円と高価な製品のため、あまり売れ行きはかんばしくない様子だったが、予期せぬところで期待を背負ったようだ。
| 製品: | MSI「MS-1637」 |
| 入荷ショップ | |
| T-ZONE.PC DIY SHOP | 9万1480円 |
| パソコンショップ・アーク | 9万3800円 |
| BLESS秋葉原本店 | 9万3800円 |
| 製品: | アルバトロン「KI690-AM2」 |
| 入荷ショップ | |
| パソコンショップ・アーク | 2万9480円 |
| TSUKUMO eX. | 2万9799円 |
| T-ZONE.PC DIY SHOP | 2万9800円 |
| USER'S SIDE秋葉原本店 | 2万9820円 |
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