PC-Success秋葉原本店が閉店して以来、約3カ月も空きテナントとなっていた末広ビルの地下1階に、新たなPCパーツショップ「フェイスアキバ店」が入る。間もなくのオープン(6月2日の午前11:00)をひかえて店内整理に大忙しの様子だった。
フェイスアキバ店は、パワーユーザー向けのPCパーツや周辺機器を取りそろえるアロシステムの新店舗で、従来からあるフェイス秋葉原本店とともに、アキバ電気街を盛り上げていくことになる。BTOマシンは取り扱わず、各製品の価格も「本店と被るものもありますが、違いが出てくると思います」(フェイスアキバ店スタッフ)とのことで、系列店ながらも違うカラーを打ち出していく予定だ。
今週末の2日と3日は、大々的なオープン記念イベントを実施する。両日とも、数量限定の特価品を用意しており、土曜日は4997円で買える1GバイトのDDR2-800メモリ2枚セット(10セット限定)や、7777円のAthlon64 X2 3800+(5個限定)などが注目を集めそうだ。日曜日もDSP版Windows Vista Home PremiumのFDDセットが9997円で買える(10個限定)など、お得な商品が並ぶ(→オープンセール情報)。
また、1999年以前のCPUをユーザーに募り、歴史年表を完成させる「求む! 20世紀のCPU」といった、ユニークなキャンペーンも企画している。
入店した場所は、突如倒産したPC-Successの跡地という、店舗的に縁起が悪そうな物件といえるが、店内を整理中のスタッフは気にしていない様子だった。ある店員さんは「マイナスイメージはすぐに吹っ飛ばします! PC-Successの亡霊なんて相手になりませんよ。ウチも激安価格で営業しますが、サービスの質で勝負していきますから」と威勢よく話す。
周囲のPCパーツショップも、フェイスアキバ店の入店に好意的だ。末広ビル1階にあるUSER'S SIDE秋葉原本店は「下の階にお店があったほうが、こちらに来店される人も増えます。パワーユーザー向けのショップということで、弊店と被る部分は出てきますが、逆に刺激になっていいですね」という。また、PCパーツショップ密集地のある店員さんは「PC-Successのようにはならないでほしいね」と、いらぬ(?)心配をしていた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.