手首の負担を減らす“逆チルト”が秀逸! Razer初の多機能エルゴキーボード「Pro Type Ergo」はオフィスの救世主に(1/4 ページ)

» 2026年06月26日 12時00分 公開
[瓜生聖ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 Razerが4月7日に発売した「Razer Pro Type Ergo」(2万9980円)は、Razer初のスプリット型エルゴノミクスワイヤレスキーボードだ。

 スプリット型エルゴ系といえば、1994年に登場した「Microsoft Natural Keyboard」を思い出す人も多いだろう。ゲーミングブランドの雄であるRazerが提示する、30年間の技術進化の到達点はどのようなものだろうか。実機を試してみた。

photo Razer Pro Type Ergoのパッケージ

Razer、5年越しのオフィス向け「Razer Productivity Suite」からのバトン

 ゲーミングアイテムの雄として名をはせるRazerだが、2020年から「Razer Productivity Suite」と呼ばれる、オフィス向けの製品ラインも持っている。

 当初は人間工学のグローバルリーダーであるHumanscale(ヒューマンスケール)との共同設計による「Pro Type」(キーボード)、「Pro Click」(マウス)、「Pro Glide」(マウスパッド)から始まり、翌2021年12月のRazer Productivity Suite 2021では、Pro Typeの上位モデルにあたる「Pro Type Ultra」などをラインアップに加えている。今回取り上げるRazer Pro Type Ergoには、Razer Productivity Suiteというブランド名は冠されていないようだが、モデル名からは連続する流れがあると見てよいだろう。

 そもそもゲーミングキーボードは高いポーリングレートやアクチュエーションポイントのカスタマイズ、ラピッドトリガーなど、ユーザーの操作意図を高速で正確に読み取ることが重要だ。果たしてRazerが出すオフィス向けキーボードはどのように仕上がっているのか。

photo Razer初のスプリット型エルゴキーボード「Razer Pro Type Ergo」

ロープロファイルながら巨大なボディー

 Razer Pro Type Ergoは、テンキーまで含むフルキーボードでありながら、フルキー部が左右に分離したようなレイアウトになっている。その中央の分割部分に向けて左右からせり上がるというデザインだ。

 サイズは約464(幅)×243(奥行き)×40.5(高さ)mm、重さは実測で1477gだった。昨今のゲーミングキーボードやメカニカルキーボードに比べると軽量な部類ではあるが、目につくのは、奥行き243mmというサイズだろう。この奥行きは全体の約4割を占めるリストレストを含んだものであり、重量の観点以上に持ち運びには向かないボディーとなっている。

 スイッチには、ハサミのようなX字の機構でキーを支持し、接点にメンブレンスイッチを用いたシザーメンブレン方式を採用している。ノートPCなどロープロファイルキーボードの一般的な構造だが、その仕組み上、昨今の高級キーボードに搭載されることの多いアクチュエーションポイントのカスタマイズやラピッドトリガー機能はない。配列はUS英語配列のみだ。

photo ラインアップはテンキー付英語配列のみ。機能キーが2列でやや詰まった印象だ
photo 重量は実測で1477gだった

 接続はUSB Type-Cによる有線接続、Razer HyperSpeed Wirelessによる2.4GHz帯無線接続、そして最大3デバイスと同時ペアリングが可能なBluetoothという、3種類の接続方式(トライモード)に対応している。

 本体前面にはUSB Type-Cポートと有線と無線の切り替え用スライドスイッチが並ぶ。バッテリーはRGBライティングをオフにすれば最大3カ月という長時間駆動をうたっており、据え置き運用ということもあって、まずバッテリー切れを意識することはなさそうだ。ポーリングレートは1000Hzとなっている。

photo USB Type-Cコネクターは有線接続と充電用。スライドスイッチで有線/無線を選択できる

 商品にはUSB Standard-A to Type-Cの編組ケーブルとステッカーおよびRazer独自のHyperSpeed Wirelessドングルが付属する。ドングルは本体裏面の左下チルトスタンドの内側に収納する作りになっている。

 持ち運ぶ機会は少ない製品だと思われるが、有線やBluetoothのみで使用するユーザーもいるだろう。そういう人でもドングルを紛失しにくい工夫は地味にありがたい。

photo 2.4GHz帯のRazer HyperSpeed Wirelessをサポートする
photo 左下チルトスタンドにドングルを収納できる
photo USB Standard-A to Type-Cのケーブル、ステッカーなどが付属する
       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月11日 更新
  1. シャープのヘルスケア特化スマートウォッチ「からだメイト Watch」を試す 装着するだけでカロリー&水分補給を自動記録 (2026年08月10日)
  2. microATXマザーが2枚入る“2階建て”ケース「CAPO X」登場! 新感覚トラックボールや修理アイテムも充実 (2026年08月10日)
  3. エアコンのない部屋でも快適に過ごせる「水冷式冷風扇」がセールで35%オフの8498円に (2026年08月10日)
  4. NVIDIAが「cuFile API」をオープンソース化/キオクシアとSandiskがQLC技術と332積層を用いた第10世代3Dフラッシュメモリを開発 (2026年08月09日)
  5. ペットボトルで優しく本格洗浄! 「ミラブル」の泡を生み出す超小型コードレス高圧洗浄機「MIRABLE AQUABLAST MINI」を見てきた (2026年08月10日)
  6. 8月10日は「VAIOの日」 特設サイトでクイズに答えると抽選で1人に“世界に1台だけのVAIO”が当たる (2026年08月10日)
  7. 安全性の高い半固体電池を採用した「エレコム モバイルバッテリー EC-C60MN」がセールで15%オフの3390円に (2026年08月10日)
  8. レトロブーム到来? ベージュカラーが目を引くCRT風簡易水冷キットが異彩を放つ (2026年08月08日)
  9. キャンプやレジャーで快適に寛げる「コールマン インフィニティチェア」がセールで31%オフの8991円に (2026年08月10日)
  10. Webカメラで血管/心拍情報を確認できる「VAIO ウェルネスケア」登場 Core Ultra(シリーズ3)搭載の「VAIO SX14-R」向けに先行プレビュー (2026年08月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー