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» 2007年05月01日 11時30分 公開

古田雄介のアキバPickUP!:なぜ大型CPUクーラーが売れる!? 「5GHzで動かすからさ」 (1/4)

夏を迎えたアキバに冷却系パーツが多数登場。「いまどき大型クーラーなんて…」とも思えるが、この傾向は低価格CPUの売れ行きと無関係ではないらしい。ご、5GHzだって!?

[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

10センチ超ファンがトレンド――大型CPUクーラーが続々登場

大人気のサイズ「ANDY SAMURAI MASTER(SCASM-1000)」。価格は4000円弱

 ゴールデンウィーク前に多数の製品が登場。なかでも数が多かったのは、CPUクーラーだ。CPUクーラーの売れ筋は、2006年10月に登場した「ANDY SAMURAI MASTER」が常にトップをキープしているが、今回の新製品ラッシュで牙城を崩すことができるのか?

 先週登場したのはDECAの「ダイナマイトDECA★2階建」。上下のフィンで12センチファンを挟む2層式のCPUクーラーで、4本のヒートパイプを通している。対応ソケットはLGA775/Socket 478、Socket AM2/939/940/754。価格は5000円弱で、在庫は潤沢だ。バリエーションモデルとして、ファンが7色に光る「ダイナマイトDECA★2階建RAINBOW」も同時に出回っている。こちらは5000円前後で、通常モデルより300円程度高い。全高は、ともに133ミリとなる。

DECA「ダイナマイトDECA★2階建(DCC-12F)」(写真=左/中央)。DECA「ダイナマイトDECA★2階建RAINBOW(DCC-12FRB)」(写真=右)

 TSUKUMO eX.にはサーマルティクの「BlueOrb FX」が入荷。円形のフィンに囲まれた11.2センチファンに特殊なLEDライトを組み込んでおり、回転するとCPUの温度や騒音の値が浮き出す。同社の汎用ファン「iFlash」シリーズで採用する技術で、騒音値まで表示されるのは初めて。価格は5980円で、在庫は少数だ。対応ソケットは、LAG 775とSocket AM2。高さは84ミリ。

 同じくサーマルティクからは、左右に扇状の銅製フィンを伸ばし、間に11センチファンを挟んだ「V1」も登場している。ファンの回転数は付属のコントローラーで調節可能。価格は8000円弱で、在庫は少数だ。対応ソケットはLGA775と、Socket AM2/939/754となる。高さは143ミリ。

 水冷キットで有名な3R SYSTEMからも空冷タイプが登場している。12センチファンを搭載する「iCEAGE 120」で、タワー型のフィンの側面にファンを装着して使う。ヒートシンクの表面にヒートパイプを表出させているのも特徴だ。対応ソケットはLGA 775、Socket AM2/939/940/754で、全高は150ミリ。価格は5000円弱となる。在庫はやや少数。

サーマルティク「BlueOrb FX(CL-P0333)」(写真=左)。サーマルティク「V1(CL-P0401)」(写真=中央)。3R SYSTEM「iCEAGE 120」(写真=右)

 それぞれ店頭に並んだばかりで、売れ行きは計れなかったが、店員さんの反応は上々だった。特に期待が高かったのは、入荷ショップ数の多い「ダイナマイトDECA★2階建」。

 TSUKUMO eX.は「見た目が派手なだけでなく、よく冷えそうなので、デモ機に注目する人は多いですね」と語る。「上部にも12センチファンが付けられるようにすれば、もっと良かったのに。メーカーに要望は出しておいたので、もしかしたら“Wチーズバーガー”みたいなクーラーが今後出てくるかもしれません」(PCパーツショップ・CUSTOM)と、さらなる期待を膨らませるショップもあった。

 ほかのモデルについても、ある程度売れると計算しているショップが多かった。ある店員さんは「IntelとAMDのCPUが価格改定したので、買い替える人も多いでしょう。このタイミングなら多少高価なCPUクーラーも順調に売れそうです」と話す。

 ただし、Core 2 Duo、Athlon 64 X2ともに発熱量が低下する傾向にあり、以前のように、CPUの売れ行きがCPUクーラーに直結するとは考えにくい。この疑問に某ショップの店員さんが答えてくれた。

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