8980円の「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ5MP」を試す 約500万画素で人物追跡、有線LAN接続も(1/5 ページ)

» 2026年06月24日 15時00分 公開
[山口恵祐,ITmedia]
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 SWITCHBOTが6月5日に発売した「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ5MP」は、「SwitchBot 屋外カメラ3MP」(2024年)や「SwitchBot 屋外カメラ」(2022年)に続く、屋外向けカメラの新モデルだ。

 屋外パンチルトカメラ5MPはカメラのセンサーが約500万画素(2592×1620ピクセル)に強化された他、水平360度のパン/垂直90度のチルト、有線LAN接続、USB Type-C出力ポートによる外部機器への給電(後述)、AI機能などに対応した。

 一方でバッテリーは非搭載となり、ソーラーパネルによる給電や充電にも非対応となった。しかし、常時電源を確保できる環境向けの屋外カメラとして着実な進化を遂げている。

 さらに定価は8980円と手頃だ。昨今は住宅の強盗被害などがメディアで大きく報じられており、防犯への関心が高まっている。同社の新製品としての使い勝手や利便性がどのようなものか、実際に検証した。

photo 2年ぶりの屋外カメラ新モデル「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ5MP」

バッテリーなし、ソーラーパネルにも非対応 有線でとにかく安定重視

 これまでにSWITCHBOTが発売した屋外カメラは、内蔵バッテリーによる約180日間の動作(省電力モード)や、別売りのソーラーパネルによる充電など、電源を確保できない場所でも手軽に設置できる点を強みとしていた。

 一方、今回の屋外パンチルトカメラ5MPはバッテリーを内蔵しておらず、ソーラーパネルの接続にも対応していない。電源は付属の電源ケーブル(DC12V、ケーブル長3m)経由のみに限定されるため、屋外コンセントの利用が前提となる。

 新機能としては、ネットワーク接続がWi-Fi(2.4GHz)に加えて有線LANにも対応した。ルーターとLANケーブルで接続できる環境であれば、Wi-Fiの電波強度に左右されない安定した接続が可能となる。

 ただし、実際にWi-Fiから有線LANへ接続を切り替えてみたものの、映像の遅延減少やカメラ操作のレスポンス向上といった明確な変化は筆者の環境下では見られなかった。あくまでWi-Fiの電波が届きにくい場所での安定性を担保するための機能と捉えるべきだ。Wi-Fiが十分に届く環境であれば、あえて手間のかかるLANケーブルの配線を検討する必要はないだろう。

 さらに本体から伸びるケーブルには、電源端子とLANポートに加えてUSB Type-C出力ポート(メス)があり、5V/1Aの電源が取り出せる。屋外用補助照明などへの給電が想定されており、アイデア次第でいろいろな用途に使える。

photo 屋外パンチルトカメラ5MPの本体から、電源端子、LANポート、USB Type-C出力ポート(5V/1A給電対応)のケーブルが伸びている

 このように、従来モデルと比べて設置のハードルは少しだけ上がったものの、防犯カメラとしての信頼性は確実に向上している。Wi-Fi接続のみのカメラでは電波状況によって接続が不安定になり、いざというときにスマホアプリから映像を確認できないこともある。

 また、ソーラーパネルによる充電に対応したバッテリー搭載モデルは、常時録画に対応していないケースが多く、動体検知時のみ録画される仕様が一般的だ。そのため、「うまく動体検知されず、肝心な場面の映像が記録されていなかった」という事態も起こり得る。

 本製品は、まさに「確実に記録したい」というユーザーのニーズに応えた製品といえる。防犯目的でカメラを設置する以上、安定した常時電源を確保すべきだという筆者の考えとも一致しており、この割り切った仕様には好感が持てる。

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