親子30組に混じって“マイ ノートPC”の組み立てにチャレンジ!ガッツリとマイPCを作ってきた(2/3 ページ)

» 2007年12月03日 16時30分 公開
[田中宏昌&前橋豪,ITmedia]

立ちはだかるいくつもの関門、そして起動はしたのか……

マザーボードが取り付けられたベースユニット

 組み立て作業で最初に取り出したのは、主要なパーツを搭載することになるベースユニットだ。ベースユニットには、CPUとCPUクーラー付きの青いマザーボードがあらかじめ組み込まれていた。

 ノートPCの組み立てで最も緊張するのは高価なモバイル用CPUの取り扱いだと思うが、これが取り付けられているのは安心感がある。「PC自作派のお父さん」には少々物足りなかったかもしれないが、CPU装着時のピンの破損やマイナスドライバーを用いた難易度の高いソケットのロックなどを考慮すると、NECの判断は妥当といえる。

 ベースユニットを机に置いた後はトップカバーを装着するのだが、これが最初の関門となった。今回組み立てるノートPCは右パームレストにFeliCaポートを内蔵しているため、トップカバーのネジを締めた後に、FeliCaポート接続用の細いフレキシブルケーブルを接続する必要があるのだ。FeliCaポート接続用コネクタの隣りにはボタン電池があるため、これと干渉しないよう丁寧にケーブルをコネクタに押し込んでロックし、同様に細いケーブルを2本接続した。

ベースユニットにトップカバーを2種類12本のネジで固定(写真=左)。FeliCaポートの細いケーブルを接続するのは手先が器用でないと少々難しい(写真=中央)。CPUは裏面に搭載されている(写真=右)

 次に取り付けたのは15.4インチワイド液晶ディスプレイ。もう1人に液晶ディスプレイを支えてもらって4本のネジでヒンジ部を固定した後は、ディスプレイケーブルを折り曲げてヒンジ内に押し込み、アースをネジ止めする。

 また、液晶ディスプレイの左右には無線LANのアンテナが内蔵されているので、液晶ディスプレイから伸びたアンテナケーブルも接続していく。トップカバーには、アンテナケーブルを裏面に装着する無線LANカードへ導くための溝が設けられており、2本のアンテナケーブルが交差しないように9つのツメの内側に収納するのだが、これがなかなか難しい。2つめの関門といったところだ。

液晶ディスプレイを4本のネジで固定する(写真=左)。無線LANのアンテナケーブルを溝に沿って本体下方に伸ばしたところ(写真=中央)。2本のアンテナケーブルは裏面のMini PCI Expressカードスロット付近に出す仕組みになっており、ここに無線LANモジュールを装着する(写真=右)

 アンテナケーブルを裏面に伸ばした後は、当然ながら無線LANカードを接続する。アンテナケーブルのコネクタは小さくて破損しやすいので、この作業は基本的に指導員に委ねられたが、「指導員の方の手は極力借りてはいけない」と心に誓っていた編集部員は自ら装着させてもらった。実際、何度も無線LANカードの接続はしたことがあるが、後から無線LAN機能が使えないなんてことになったら少し恥ずかしい……。

 ここでもう一度表面にひっくり返し、今度はキーボードを固定する。キーボードのケーブルを装着し、ツメを合わせてキーボードユニットを押し込むだけと作業は簡単だ。キーボードのカバーも含めて、すべてをツメで固定する構造で、ネジを締める部分はない。この辺りの設計は、製造時の組み立てが容易になるように工夫されている。

 キーボードの次はパームレストの取り付けだ。こちらもタッチパッドのケーブルを装着し、ツメで固定する。ここまで組み上がると表面は完成し、ようやくノートPCらしくなってきた。

無線LANカードにアンテナを接続(写真=左)。キーボードのケーブルを装着し、トップカバーのツメに合わせて装着する(写真=中央)。タッチパッドのケーブルは短いため、パームレストを本体の上で少し斜めにずらして接続する必要がある(写真=右)。ここで指導員の方にキーボードカバーのツメがきちんと入っていないと指摘を受け、慌ててツメを入れ直すというアクシデントが発生。ちょっと恥ずかしい……

 表面のパーツをすべて取り付けたところで、再度本体を裏返しにする。ここで、ベースユニットとパームレストをネジ止めして、2枚のメモリカード(512Mバイト×2)をSO-DIMMスロットに装着。メモリスロットとCPU周辺部のカバーを取り付ける。

ベースユニットとパームレストを3種類14本のネジで固定(写真=左)。2本のメモリカードを切り欠きの向きに気を付けながら1枚ずつ装着する(写真=中央)。メモリスロットとCPU周辺部のカバーを取り付ける(写真=右)

 裏面の組み立てもほぼ終了したところで、HDDとDVDのユニットが運び込まれた。HDDは2.5インチのSerial ATAタイプで、あらかじめ衝撃吸収用のパーツが装着されていた。接続は容易で、HDDベイにドライブを格納して右方向のコネクタに押し込むだけだ。HDD接続後はカバーを装着する。DVDユニットは側面から差し込み、ネジ1本で固定すればよい。

HDDとDVDのユニットを収めたボックスが到着(写真=左)。HDDユニットをスライドさせて装着(写真=中央)。DVDのユニットを側面から差し込み、ネジ1本で固定する(写真=右)

 組み立て作業はここまでで9割方終了といったところ。最後にSDメモリーカードのダミーカードを前面のスロットに挿入し、バッテリパックを取り付ければ完成だ。途中2度の休憩を挟んで、約1時間30分で組み立て作業は終了した。

前面のSDメモリーカードスロットにダミーカードを挿入(写真=左)。背面にリチウムイオンのバッテリーパックを取り付ける(写真=中央)。ついに完成したノートPCは店頭の製品と何ら変わらない出来栄えだ(写真=右)

 完成後はノートPCにACアダプタとUSBマウスを接続し、参加者全員で一斉に電源ボタンを押した。この瞬間が今回の組み立て教室において、参加者、スタッフともにいちばん緊張する場面だったに違いない。電源を投入したところ、数台のPCで起動中にエラーが発生した模様だが、周囲のスタッフが即座にトラブルを解決し、すぐに全員のPCが無事起動した。参加者から自然に起る拍手で会場が温かい雰囲気に包まれる。

 もちろん編集部員が組み立てたノートPCも初回起動から問題なく動作した。スタッフの方と談笑しながら、「起動して当たり前ですよ」とか「途中でケーブルを1本外しておいたほうが、記事としてはオイシイ思いができたのに残念でした」とか余裕の発言をしておきながら、内心かなりホッとしていたのはナイショだ。引き続き、ソフトウェアのセットアップ、FeliCaポート、DVD-Video再生、無線LAN経由でのインターネット接続といったチェックを参加者全員で行い、PC組み立て作業は大団円を迎えた。

電源ボタンを押すと、NECのロゴが無事に表示され一安心(写真=左)。参加者全員のPCが起動し、会場はなごやかなムードに(写真=中央)。参加者の特典として配布された、ちょっと懐かしいマウスパッドと魚八景のDVD-Video(写真=右)。このほか、キャリングバッグもプレゼントされた

 普段から飽きるほど見ているノートPCだが、こうして大勢の参加者とともに組み立てた1台を改めて眺めてみると、かつてないほどの愛着が沸いてくる。おそらく、参加者の方々にとっても生涯忘れられない1台になったのではないだろうか。特に、子供たちにとって最初に手に入れたPCが自分で組み立てた1台だったら、非常に思い出深いものになるはずだ。今回、一般参加者といっしょにノートPCを組み立てる機会を与えてくれたNECに感謝したい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月27日 更新
  1. Apple製品が一斉値上げ、Mac Studioは9万円超も 主要モデルの新価格まとめ (2026年06月25日)
  2. 血管の健康状態も可視化! サブスク不要で「振動通知」を備えた意欲作のスマートリング「RingConn Gen 3」を試す (2026年06月25日)
  3. 手首の負担を減らす“逆チルト”が秀逸! Razer初の多機能エルゴキーボード「Pro Type Ergo」はオフィスの救世主に (2026年06月26日)
  4. Gemini搭載「Google Home スピーカー」は買いか? 6年ぶりの新モデルを試して分かった賢さと課題が見え隠れする“次世代機”の現在地 (2026年06月24日)
  5. 実売2000円台とコスパ最強だけど玄人向け? 断線や充電専用ケーブルも一目で判明するXYZA「USB-C CABLE CHECKER 2」の実力 (2026年06月26日)
  6. 8980円の「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ5MP」を試す 約500万画素で人物追跡、有線LAN接続も (2026年06月24日)
  7. ビックカメラがBTOデスクトップPCの販売を開始 (2026年06月26日)
  8. 間もなく登場するWindows 11次期アップデート「26H2」で何が変わる? 2027年に向けたUI進化と高速化 (2026年06月23日)
  9. カジュアルゲーマーの最適解になる? 日本HPのゲーミングノートPC「HyperX OMEN 15」のIntelモデルを試す (2026年06月25日)
  10. Windows 10の個人向け「拡張セキュリティ更新(ESU)」提供期間延長 2027年10月12日まで利用可能 (2026年06月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー