家電が主役のCESであるが、2008年は、“Menlow”をはじめとしてPC関連の展示も充実していた。デスクトップPCのカテゴリーでも、ゲームユーザーをターゲットにしたハイパフォーマンスPCの展示が多く見られたのが特徴だ。その象徴といえるのが、DELLとHPのブースで見られた「ゲーミングPC」の展示だろう。
HPは、広大な同社ブースの、実に半分を買収したゲーミングPCベンダー「Voodoo」の展示に割き、最新のゲーミングPC「BLACKBIRD002」を多数並べて来場者が実際にゲームを楽しめるようになっていた。BLACKBIRD002は、筐体の内部に水冷と大型ファンによる空冷のハイブリッド冷却機構や5台のHDDを簡単に換装できるHDDラックなど、大掛かりなギミックを搭載する。
展示されていたデモ機はCPUにCore 2 Extreme、マザーボードにはASUSのStrikerExtremeを搭載。本来、BLACKBIRD002にはGeForce 8800 Ultraが組み込まれるが、CESで展示されていたシステムでは「Radeon HD 3870」2枚によるCrossFireが構成されていた(Voodoo PCにCrossFireとはウケ狙いですか?)。
HPのVoodooブースには、このほかにもフォースフィードバックに対応したゲーミングチェアを数台並べて、レーシングシミュレータやフライトシミュレータが“体感”できる大掛かりなコーナーが用意されるなど、本家HPのブースに負けないほどの賑わいを見せている。
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