アキバ的「Eee PC」は、メモリ2ギガで動かすのが基本?古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2008年01月27日 17時30分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

Radeon最強のグラフィックスカード「Radeon HD 3870 X2」が登場

Sapphire「HD3870X2 1G DDR3 PCI-E」

 まだAMDから正式発表されていないデュアルGPU構成のグラフィックスカード「Radeon HD 3870 X2」カードが、木曜日から店頭に並んでいる。価格は6万円前後で、在庫は少数だ。最初に登場したConnect3Dの「C3D-H3870X2-1GD3E」は入手困難な状況になっており、週末はSapphire「HD3870X2 1G DDR3 PCI-E」とPowerColor「HD3870X2-D2-P1G」の2モデルのみが店頭に並ぶ。

 Radeon HD 3870 X2カードは、Radeon HD 3870を2基搭載した製品で、1枚挿すだけでデュアルGPUを利用できるのが特徴。複数のショップによると、4GPU環境をサポートしているCrossFire Xにも対応しているという。

 現行のRadeonブランドでは最高の性能が期待できるとあって、長らくRadeonのハイエンドカードを待ち望んでいた人が率先して購入している様子。フェイス パーツ館は「ベンチマーク的にはGeForce 8800 GTXをもしのぐスコアが出せると思います。“1人じゃ勝てないなら2人で”という感じですが、ハイエンドグラフィックスカードとして注目されていますね」と話す。

Sapphire「HD3870X2 1G DDR3 PCI-E」。長めの基板を採用しており、クーラーは2段占有型を搭載していた。補助電源コネクタには6ピンと8ピンタイプを備えている

 ただし、慎重な意見も多い。某ショップは「1GPUでGeForceに対抗できるのを待っているんですよ。RADEON HD 3900とか、NVIDIAと協力してでもいいから、早く出してほしいですよ」と厳しいコメントを残す。

 また、消費電力をネックに挙げる店員さんもいた。PowerColorによると、推奨は定格750ワット以上の電源となっている。T-ZONE.PC DIY SHOPのある店員さんは「ぼくも欲しかったんですが、家全体の電力が15アンペアなので、RADEON HD 3870 X2カードを使うと炊飯器が使えない危険があるんです。これで低消費電力だったら絶対買うのに……」と、生活臭を隠さずに語る。

 なお、同じタイミングでエントリークラスの新GPU「Radeon HD 3450」を搭載したカードも出回っている。Sapphireの「HD3450 256M DDR2 PCI-E」で、価格は6000円弱。Radeon HD 2400 Proの後継という位置付けで、「HDコンテンツの再生処理をGPUだけで行う機能やDirect X 10.1にも対応しているので、非ゲーマーには魅力的なモデルですね」(フェイス パーツ館)という。

PowerColor「HD3870X2-D2-P1G」(写真=左)。Sapphire「HD3450 256M DDR2 PCI-E」。Radeon HD 2400 Proから性能アップを実現しつつも、価格はほぼ据え置きとなっている(写真=中央/右)

製品名:Sapphire「HD3870X2 1G DDR3 PCI-E
入荷ショップ
BLESS秋葉原本店6万1800円
パソコンショップ・アーク6万1980円
TSUKUMO eX.6万2780円
T-ZONE.PC DIY SHOP6万3980円
フェイス パーツ館6万4770円
ツートップ秋葉原本店6万4780円
ドスパラ秋葉原本店6万4800円
USER'S SIDE秋葉原本店6万4890円

製品名:PowerColor「HD3870X2-D2-P1G
入荷ショップ
USER'S SIDE秋葉原本店6万1740円
T-ZONE.PC DIY SHOP6万2980円
ドスパラ秋葉原本店6万4800円
製品名:Sapphire「HD3450 256M DDR2 PCI-E
入荷ショップ
フェイス パーツ館5970円
TSUKUMO eX.5980円
ツートップ秋葉原本店5980円
T-ZONE.PC DIY SHOP5980円

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  5. QualcommがPC向けSoC「Snapdragon X Plus」を発表 CPUコアを削減しつつも圧倒的なAI処理性能は維持 搭載PCは2024年中盤に登場予定 (2024年04月25日)
  6. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  7. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  8. アドバンテック、第14世代Coreプロセッサを採用した産業向けシングルボードPC (2024年04月24日)
  9. AI PC時代の製品選び 展示会「第33回 Japan IT Week 春」で目にしたもの AI活用やDX化を推進したい企業は要注目! (2024年04月25日)
  10. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー