多数の冷却パーツをそろえていた高速電脳の閉店に、一部からは「CPUクーラーの売り上げが低下したからでは」との声もあった。
Core 2 DuoやAthlon X2などTDPが低いCPUが主流となったことで、「ムチャなオーバークロックでもしない限り、リテールクーラーで十分と考える人が増えました」(PCパーツショップ・CUSTOM)という。しかし、1ジャンルの調子が落ち込んでも、新しい注目パーツが登場するのがアキバの強さ。PCパーツショップ・CUSTOMでは、現在はGPUクーラーの売れ行きが好調という。
先週登場したのは、ザルマンの「GV1000」。7500円前後で出回り、在庫は潤沢だ。純銅のフィンを採用し、8センチファンを最速約3600rpmで回転することで、強力な冷却効果が期待できる。G92世代のGeForce 8800 GTS/GTやRADEON HD 3870/3850などに装着できる万能タイプだ。
入荷したT-ZONE.PC DIY SHOPは「静音性はあまり期待できませんが、とにかく強力に冷やして、発熱の心配を忘れさせてくれるクーラーです。新型のGeForce 8800 GTS/GTに対応するGPUクーラーはまだ少ないので、好調に売れていますよ」と語る。
また、arctic-coolingの「ZAV-Accelero Xtreme 8800」もGeForceのG80世代対応ながら、好調に売れているという。価格は6700円前後で、在庫は潤沢だ。5本のヒートパイプと3個の8センチファンで冷却する仕様で、「最近は静音よりも冷却性能に優れたGPUクーラーが売れていますね」(TSUKUMO eX.)という。
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