米Hewlett-Packardがドイツのベルリン行った発表会で、第2世代のTouchSmart PCとともに話題を集めたのは、HPが2006年に買収したVoodoo PCの新モデルだ。
Voodoo PCといえば、ハイエンドゲーミングモデルとしてデルのAlienwareと覇を争っているが、今回登場したのはノートPC「HP Voodoo Envy 133」とデスクトップPC「HP Voodoo Omen」それぞれ1モデルずつ。中でも目を引くのは「HP Voodoo Envy 133」で、ボディ素材にカーボンファイバを全面的に採用することで、約18ミリのフラットボディと堅牢性を実現した。LEDバックライトを採用した13.3インチワイド液晶ディスプレイ部は非常に薄く、画面解像度は1280×800ドット表示に対応する。
重量は約1.54キロと、1スピンドルPCであることを考えれば軽くはないが、本体にHDMIやeSATA兼用のUSB 2.0ポート(USBは合計2ポート)、ExpressCardスロット(ExpressCard/34対応)を備えている。スロットインタイプの外付け光学ドライブ(eSATA接続)やHDMI→アナログRGBの変換アダプタが付属するほか、ACアダプタに有線LANポートを内蔵しているのがユニークだ。
操作面では、マルチタップ対応の大型タッチパッドを搭載し、ジェスチャー操作が行える。WindowsキーのロゴマークがVoodooのロゴに置き換わっているのも見逃せない。
基本スペックはCore 2 Duo P7700(1.8GHz)、2Gバイトのメモリ、Intel GMA S3100で、BTOにも対応しておりSSDなども選択できるという。価格は2099米ドルからで、米国では2008年7月に発売予定だ。
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