iPhone 3Gの復元、そして電話と日本語入力iPhone 3G短期集中連載(2/3 ページ)

» 2008年07月17日 16時18分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

携帯電話といえばコミュニケーション

 iPhone 3Gは電話機であるから、電話についても触れねばなるまい。マイクとスピーカーを内蔵しているので、普通に耳に当てて使えばOK。近接センサーがついており、iPhoneを顔にあてると画面が消え、そのぶん電力消費を抑えることができる。

 さあ、電話がかかってきたっ(という前提)。スリープ時に電話がかかってきたら、スリープからの復帰時と同様、指でさっとスライダーをスライドさせると電話に出られる。

photophoto スリープ状態で電話がかかってくると、この画面(中央の写真は個人的な壁紙なので気にしなくていいです)。上に相手の名前が出る。電話に出るときは、スリープから復帰するときと同様に、指でスライドさせる(写真=左)、電話に出なかったら、不在着信が通知される(写真=右)

 スリープ時以外は画面が着信画像に変わるので、「通話」をタップすればOK。iPhone 3Gを手で持って通話するときの感覚は、やはり形状が「電話」じゃないのでちょっと違和感を覚える。通話がメインなら普通のケータイの方が疲れなくていいだろう。

 ここはやはりヘッドセットを使いたい。ヘッドセットを使えば通話しながら他の作業ができるのだ。これはかなりよい。通話中にスケジュールを見たり現在地を教えたりってするじゃない。

photophotophoto スリープ時以外で着信するとこの画面に。応答をタップすれば電話へ出られる。画面の情報は「ogikubo kei」の携帯電話から着信がありました、という意味(写真=左)、通話中の画面。キーパッドを出したりスピーカーフォンにしたり保留したりできる。「通話を追加」は複数での通話。オプションサービスへの加入が必要(写真=中央)、通話中にホームボタンを押すと、普通にiPhone 3Gを使える。つまり通話しながら地図を見たりスケジュールをチェックしたりメモをとったりできるのだ。これはすぐれもの(写真=右)

 不在着信があると(つまり電話に出られないと)、電話アイコンにその数が表示される。残念ながら内部メモリにメッセージを残す伝言機能はない。すべて留守番電話センター経由となる。

photophoto 不在着信の数が電話アイコンの右上に出る(写真=左)、留守番電話を選ぶと、誰からいつ留守電がはいったかがリストアップされる。名前をタップすると再生。これが「ビジュアルボイスメール」だ(写真=右)

 普通の留守番電話機能は特にオプションへ加入しなくても利用できる。iPhone 3Gならではのオリジナルサービスが、「留守番電話サービス(i)」または「基本オプションパック(i)」に加入すると使える「ビジュアルボイスメール」で、これは「誰からの留守電が入っているかリストアップされ、聞きたい留守電だけをさっと聞ける」という機能。なかなか便利。(※初出時、留守番電話機能に関する記載に誤りがありましたので訂正させて頂きました)

 それ以外の機能は一般的な携帯電話と一緒だ。着信履歴は不在着信分が赤く表示され、基本的に連絡先か「よく使う項目」のリストから電話をかけるのだが、テンキーパッドを表示させて電話番号の手入力もできる。

photophoto 電話はキーパッドからもかけられる(写真=左)、着信履歴。赤文字が不在着信だったもの、黒は応答したものだ(写真=右)

 携帯電話と思うとiPhone 3Gのバッテリーはあまりもたない、というか、iPodとして使ったりネットにつないだりゲームしたりと使う機会が非常に多いデバイスで、その上ディスプレイも大きいのでどうしても電力を消費するのだ。いざというときバッテリー切れが心配なので、メインの携帯電話として持つにはその点も不安かも。

 ちなみにわたしは、メインの携帯電話は保持したまま(おサイフケータイも使いたいし)、iPhoneを買い増してます。

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