今週(12月14日週)も、DDR5やDDR4メモリの値上がりと枯渇具合は相変わらずだ。PCパーツショップのメモリ価格表の前には、苦笑いを浮かべる人の姿をよく見かけるようになった。取材中でも「こりゃ買えないわ」や「いや無理無理」といった声を聞いた。
特にレア化と価格の高騰が激しい128GBキットでは、30万円を超える製品も見られるようになったが、ショップの反応は静かだ。パソコンSHOPアークは表情を変えずに「相変わらず値上がりしていますね」という。日々価格表を更新するショップ側からすれば、1カ月以上続いてきて、今後も続くことが分かっている途中の景色でしかない。
ストレージ関連もメモリに準じた厳しい状況が進行しているのは、もはやいつもの光景だ。ただ、こちらは売れ筋に変化が生じてきたとの声もある。
TSUKUMO eX.は「HDDは2万円台の8TBモデルがかなり少なくなりました。仕方なく4TBや2TBを選ぶ人が増えていますね。SSDも同じように4TBや2TBよりも1TBあたりを選ぶ人が増えています。500GBあたりもよく売れています。急場ということで、空き容量の余裕と予算をてんびんにかける心理が働いているのかなと思います」という。
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