ゴールデンウィークまで、今年一番の目玉と称された地デジチューナー関連の売れ行きはどうなっているのだろう。先週はバッファローの外付け地デジチューナー「DT-H50/U2」が2万円前後で登場し、ラインアップがますます厚くなった。
DT-H50/U2は、USB 2.0接続の地デジキャプチャーユニットで、すでに出回っている「DT-H30/U2」の上位モデルにあたる。Blu-ray Disc(BD-RE)へのダビング・ムーブができるほか、EPGを使った予約録画やタイムシフト再生、データ放送の表示などに対応する。ダビング10は標準でサポート。
しかし、各ショップから景気のいいコメントは届かない。ドスパラ秋葉原本店は「地デジチューナーの需要はある程度落ち着いてしまいましたね。正直、ダビング10対応で再び盛り上がると期待していましたが、そういう流れはまだありません」と語る。
フェイス パーツ館も「結局、地デジを見るなら家電製品が有利という状況は変わっていません。冬に編集機能が有効になるなら、そこでブームが来るかも。うーん、導火線が長い……」と話していた。
そんななか、マルチメディア系パーツで好調に売れ出しているのがBDドライブだ。T-ZONE.PC DIY SHOPは「BDドライブが出た当初は7万円近くしました。その頃は“3万円を切った頃から普及は始まる”と言われていましたが、まさに今がその状況です。読み出しのみのモデルなら2万円以下で買えますしね。とはいえ、本格的な普及は書き込み型が2万円以下になったときでしょう。DVDと同じ道筋だと思います」という。
現状で、BD-ROMドライブの売れ筋は、パイオニアの「BDC-S02J」(2万円弱)だ。「DVDへの書き込み精度が、同社の従来のDVDドライブより高くなっているのが魅力です。そのうえBD-ROMも見られるとあって、決めうちで購入される人は多いですね」(フェイス パーツ館)とのこと。
一方のBD-Rドライブは、バッファローの「BR-616FBS」(3万円弱)が人気。「書き込み型BDドライブは3万円以下が当たり前になっていますが、製品ごとの価格差はあまりないです。その中で、サポートに定評のあるバッファローが支持されているようですね。BD-Rメディアが500円前後で買える現在、もっと需要が高くなっていくと思いますよ」(ドスパラ秋葉原本店)。
製品名: | バッファロー「DT-H50/U2」 |
入荷ショップ | |
ドスパラ秋葉原本店 | 1万9800円 |
パソコンショップ・アーク | 2万1480円 |
クレバリー1号店 | 2万2548円 |
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