9月までのSSDは最も売れる60Gバイトクラスの価格が4万円前後からとなっていたが、10月初旬に登場したバッファローの60GバイトSSD「SHD-NSUM60G」がその相場を崩した。価格は3万円弱で、在庫は少数。そのほか、品薄ながら30Gバイト「SHD-NSUM30G」や120Gバイト「SHD-NSUM120G」も出回っており、それぞれの価格は1万5000円弱、4万5000円弱と、同クラスで最安値となっている。
SHD-NSUM30/60/120Gは、2.5インチサイズのSerial ATA接続SSD。MLCチップを採用するほか、HDDからデータを移行するためのサポートソフトを付属しているのが特徴だ。転送速度は「実際に計ったところ、リードで最大150Mバイト/秒、ライトで最大90Mバイト/秒といったところです。HDDから乗り換えれば、十分にハイスピードを体感できるレベルです」(TSUKUMO eX.)とのことだ。
低価格ということもあり、入荷した多くのショップで好調に売れている。BLESS秋葉原本店は「SSDは低価格化が進んだことで、導入を検討するユーザーが増えました。そこにきてさらに安いモデルが登場したのですから、売れないはずはありません」と語る。
なお、SSDの値下がりがあまりに急速なため、不良在庫の処理に頭を悩ますショップも少なくない。フェイス PC館はトランセンドの2.5インチ8Gバイトモデル「TS8GSSD25-S」に、4980円の放出特価をつけていた。同店の店員さんは「リード最大30Mバイト/秒は、今となっては見劣りしますが、それでも十分に早いです。8GバイトもあればWindows XPをインストールできるので、とりあえずSSDを試してみようという方におすすめです」と猛プッシュしていた。
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