エルザジャパンは11月12日、既存PCを小規模シンクライアント用サーバとして利用可能なパッケージ「Ncomputing X550」を発表、11月下旬より発売する。価格はオープン、予想実売価格は4万9800円前後だ(税込み)。
Ncomputing X550は、既存のPCリソースを利用して小規模シンクライアントを構築可能な“デスクトップ仮想キット”で、ホストPC用のPCIカードに、クライアント接続用の「XD2アクセスデバイス」5基を付属。1キットで最大5人までのユーザーを追加可能で、2キットを利用することで、1台のPCで最大11人(ホスト1ユーザー/クライアント10ユーザー)の共有動作を行うことが可能となる。サポートOSはWindows Server 2003およびWindows XP Professionalだ(Windows XPの場合はシンクライアントモードは1ユーザーのみ)。
クライアントの動作は、専用のデスクトップ仮想化ソフト「NComputing vSpace」を使用することで、個々のユーザーにそれぞれ独立したワークスペースを提供する。なお、動作アプリケーションに関しては「3Dアプリケーションは未サポート」としているほか、2重起動ができないアプリケーションは同時利用不可となっている。
クライアント用端末のXD2アクセスデバイスは、それぞれインタフェースとしてPS/2×2、およびアナログD-Sub出力、スピーカー出力を装備。表示解像度は最大1440×900ドットまでサポートする。
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