やっぱり新年は“最速”のPCで迎えたい――サイコムのCore i7搭載「G-Master BLADE」で1年の計を練る切れ味抜群のPCがここにある(1/3 ページ)

» 2008年12月17日 11時11分 公開
[鈴木雅暢,ITmedia]

新世代のハイエンドCPU「Core i7」を搭載

サイコムのハイエンドゲーミングPC「G-Master BLADE」

 インターネット販売専門のPCショップ「サイコム」のゲーミングPCに、インテルの新世代ハイエンドCPU「Core i7」搭載の「G-Master BLADE」が登場した。自作トレンドをいちはやく反映したこだわりのパーツ構成と、BTOメニューによる細かいカスタマイズを行えるのが特徴だ。評価機を中心に構成パーツや選択肢を見ていこう。

 本機の最大の特徴は、インテルから発売されたばかりの新世代CPU「Core i7」シリーズを採用していることだ。このCore i7は、開発コード名「Nehalem」と呼ばれていた新しいアーキテクチャを採用した新設計のCPUで、これまでのCore 2シリーズから性能を大きく向上させている。

 Core i7そのものについての詳しい情報や評価は別記事(Nehalemのパフォーマンスは?──Core i7-965 ExtremeとCore i7-920の性能に迫る)に譲るが、Core i7ではCPU内部だけでなくCPU周辺部分にも大きな変更が加えられており、マザーボード、メモリ、電源ユニットといったPCパーツ選択のポイントもまた従来のCore 2シリーズのシステムとは異なっている。そのあたりにも注目して見ていこう。

 Core i7シリーズのラインアップは下の表にまとめたとおり、3種類が用意される。評価機ではレギュラーの上位モデルであるCore i7-940が採用されているが、BTOではどれでも選択可能だ。各モデルは動作クロックのほか、システムバスであるQPI(Quick Path Interconnect)の転送レートが異なっているが、Core i7のシステムにおいてはシステムバスの転送レートがコンシューマー向けアプリケーションの実効性能に与える影響はほとんどないので、あまり気にする必要はないだろう。

Core i7シリーズのラインアップ
CPU型番 動作クロック コア数 1次キャッシュ 2次キャッシュ 3次キャッシュ システムバス TDP
Core i7-965 Extreme Edition 3.2GHz 4 命令32Kバイト+データ32Kバイト 256Kバイト×4 8Mバイト QPI 6.4GT/s 130ワット
Core i7-940 2.93GHz 4 命令32Kバイト+データ32Kバイト 256Kバイト×4 8Mバイト QPI 4.8GT/s 130ワット
Core i7-920 2.66GHz 4 命令32Kバイト+データ32Kバイト 256Kバイト×4 8Mバイト QPI 4.8GT/s 130ワット

 なお、余談だが、エンスージアスト向けに位置付けられるCore i7-965 Extreme Editionには倍率設定のリミッターが解除されており、オーバークロックがしやすいという特典がある。オーバークロックについては自己責任ということになるが、この点はヘビーユーザーに人気が高い理由の1つとなっている。

 Core i7では「Intel Turbo Boost Technology」という新フィーチャーが導入されており、CPU内部のマイクロコントローラ(PCU=Power Control Unit)がCPUの「電流、電力、温度」に余裕があると判断した場合に自動的にCPUコアのクロックを1段階(現行製品では133MHz)引き上げ、さらに4コアのうち3つのコアがアイドル状態になった場合は残りの1コアをもう1段階(合計266MHz)引き上げる。オーバークロックの1種ともいえるが、PCUにより安全な範囲内で自動的に制御されるので危険はない。適切な冷却状態で使用される限りは1段階のオーバークロック状態は決して特別な状態ではなく、「定格クロック+133MHz」が実質的な定格クロックだという認識でも差し支えないだろう。

Core i7はネイティブクアッドコアに加えて、1コアあたり同時に2スレッドを実行できるHyper-Threadingに対応しており、合計で8スレッドの同時実行が可能だ(写真=左)。マルチスレッドに対応したアプリケーションでは、この効果により最大で30%程度も性能が向上する。OSからは8コアとして認識されており、タスクマネージャなどで確認できる(写真=右)

CPU-Z 1.49での情報表示画面。Intel Turbo Boost Technologyは本機でもデフォルトで有効になっており、アイドル時はEIST(Enhanced Intel Speedstep Technology)により1600MHz前後で(写真=左)、高負荷時にはIntel Turbo Boost Technologyが機能し、3066MHz前後で動作する(写真=右)

Core i7の性能をフルに生かすIntel X58チップセット+3チャンネルDDR3 SDRAM

 システムの中核となるマザーボードは、インテルのIntel X58/ICH10Rチップセット搭載の「DX58SO」を採用している。CPU、チップセットのメーカーであるインテル自身が動作検証を行っているという意味でIntel X58 Expressチップセット搭載マザーボードのリファレンス的な存在であり、安心感は高いといえるだろう。BTOではギガバイトの「GA-EX58-UD5」も2870円の追加で選べる。メモリスロットが6本ある点や、ギガバイト独自の高品質設計「Ultra Durable 3」などに魅力を感じるならこちらを選択するのもよいだろう。

 メモリ回りも従来のCore 2とは大きく変わっている。Core 2シリーズまではチップセットに内蔵していたメモリコントローラをCore i7ではCPU内部に統合した。また、内蔵のメモリコントローラはDDR3-1066 SDRAM(PC3-8500 DIMM)のトリプルチャンネルアクセスに対応しており、メモリモジュールを3枚1組で使うことで最大で25.6Gバイト/秒の広帯域を実現している。これはCore 2システムで一般的だったDDR2-800のデュアルチャンネルの2倍にあたる。評価機にはトランセンド製のPC3-8500対応の1Gバイトモジュールを3枚1組で搭載しており、Core i7の高速なメモリパフォーマンスがフルに発揮できるようになっている。なお、BTOでは「メモリなし」という選択肢も用意されるのがユニークだ。

評価機にはCore i7-940と3GバイトのDDR3メモリ(1Gバイト×3)が装着されていた(写真=左)。CPUクーラーはインテル純正で、BTOメニューで変更はできない。マザーボードはIntel X58 Expressチップセットを搭載したインテルのDX58SOだったが、BTOではギガバイトのGA-EX58-UD5も用意されている(写真=右)

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