やっぱり新年は“最速”のPCで迎えたい――サイコムのCore i7搭載「G-Master BLADE」で1年の計を練る切れ味抜群のPCがここにある(2/3 ページ)

» 2008年12月17日 11時11分 公開
[鈴木雅暢,ITmedia]

HDDの選択肢は16種類、SSDも2種類で型番を指定可能なBTOメニュー

 3D描画性能に大きな影響を持つグラフィックスカードは、標準ではリードテックのGeForce 9800 GT搭載カード「WinFast PX9800 GT」を採用している。BTOの選択肢は豊富で、NVIDIAならGeForce 9600 GTからGeForce GTX 280まで、AMD(ATI Technologies)ならRADEON HD 4850からRADEON HD 4870 X2まで、主要2社のアッパーミドルレンジ以上のGPUを搭載したカードがそろっている。

 HDDはBTOで2台まで搭載可能だ。標準ではウエスタンデジタルのCaviar Blue(WD6400AAKS)を1台搭載している。BTOではウエスタンデジタル、日立GST、シーゲイトと主要3社16製品からモデルを指定して選べるほか、HDDの代わりに64Gバイト(トランセンド製)/80Gバイト(インテル製)のSSDを選ぶこともできる。OSを同時購入する場合はパーティション設定のオーダーも可能と気が利いている。

 光学ドライブも2台まで選べ、「なし」を含めて合計9種類の選択肢からメーカー/モデル名を指定できる。標準ではパイオニアのDVDスーパーマルチドライブ「DVR-216BK/MP」になっているが、ほかには、パイオニアのBlu-ray Disc再生用ドライブ「BDC-S02J-BK」、LG電子のリーズナブルな記録型Blu-ray Discドライブ「GGW-H20NBL」、BD-Rの8倍速書き込みなどに対応したアイ・オー・データ機器の最新記録型Blu-ray Discドライブ「BRD-SP8B」となどが用意されている。このほか、BTOではサウンド、無線LAN、テレビチューナーなどの拡張カードなどの追加オプションが用意されており、これらもメーカーや製品名を指定して選択できる。

 ちなみに、OSはWindows XP Professional(SP3)/Home Edition(SP3)、Windows Vista Home Basic(SP1)/Home Premium(SP1)/Business(SP1)/Ultimate(SP1)から選べ、Home PremiumとUltimateは64ビット版も選択が可能だ。

評価機に採用されていたリードテックのGeForce 9800 GT搭載カード「WinFast PX9800 GT」(写真=左)。512Mバイトのグラフィックスメモリを搭載した1スロット仕様のグラフィックスカードだ。GPU-Z 0.3.0の画面(写真=中央)。3.5インチシャドウベイは5基用意され、ワンタッチでドライブを着脱可能だ(写真=右)

冷却性能に優れたPCケースと高品質電源ユニットを採用

 Core i7のTDPは130ワットと高く設定されているように消費電力が大きい。そのため電力供給を行う電源ユニットやシステムの放熱性能を左右するPCケース選びには気を使う必要があるが、本機はその点も抜かりはない。

 本製品ではAntecの高品質電源ユニット「Signature SG-850」を採用している。+12ボルト系は4系統用意され、すべて22A以上と余裕のある出力を備える。CPU専用に継続的に16A(ピーク時19A)以上の+12ボルト系電流を必要とするというCore i7の安定動作はもちろん、ハイエンドグラフィックスカードへの交換、RAIDの導入といった将来の拡張にも余裕をもって対応できる。変換効率の指標となる「80 PLUS Bronze」認証も取得しており、高変換効率に裏付けられたハイレベルの静音性を誇る。なお、BTOではSeasonicの「SS-700HM」(700ワット)、アビーの「AS Power Silentist S-750EB」(750ワット)も選べる。

 PCケースはクーラーマスターの人気ケース「CM 690」を採用する。前面と天面パネルをメッシュ加工した冷却性能重視の設計で、暖められた空気が上昇する性質を生かした天面排気にも対応しており、少ないエアフローで効率的に冷却を行うことができる。本機では5基の12センチ角ファンを搭載しているが(天面に2基、前面と背面、左側面に1基ずつ)、いずれも回転速度は低く抑えられている。拡張性、メンテナンス性も優秀と文句のないスペックだ。Core i7では発熱が大きいだけでなく、冷却が不足しているとIntel Turbo Boost Technologyが作動しないこともあるので冷却面は以前にも増して重要といえるが、このケースならば心配ないだろう。ちなみにCPUクーラーにはCore i7純正のCPUクーラーを採用している。飛び抜けて性能のよいクーラーではないが、ケースの効果もあって冷却性能も十分確保できており、ベンチマークテスト中のIntel Turbo Boost Technologyの作動も確認できた。

G-Master BLADEに採用されるケースは、冷却性能を重視したクーラーマスターの「CM 690」だ。電源ユニットはケース下部に搭載する(写真=左)。側面のカバーは背面にある2本の手回しネジで外すことができる(写真=中央)。5基の5インチベイと3.5インチシャドウベイがあり、いずれもメンテナンス性は良好だ。前面と天面はメッシュ状になっているのがユニーク(写真=右)。前面上部に2基のUSB 2.0とヘッドフォン、マイク、6ピンのIEEE1394、eSATA端子が並んでいる

前面(写真=左)と天面(写真=中央)の冷却ファンは、電源を入れると青く光る。側板のケースに騒音・振動吸収シートが標準で貼られている(写真=右)

Core i7ならではのハイパフォーマンスを獲得

評価機のWindowsエクスペリエンスインデックス画面

 Core i7を採用した本機の実力はどれほどのものか、ベンチマークテストの結果を見てみよう。評価機の構成をまとめておくと、CPUにCore i7-940(2.93GHz)、メモリは3Gバイト(PC3-8500×トリプルチャンネル)、HDDが640Gバイト(Serial ATA/7200rpm)、グラフィックスカードにGeForce 9800 GT(グラフィックスメモリは512Mバイト)という構成で、プリインストールOSは32ビット版のWindows Vista Home Premium(SP1)だ。Core i7を採用したPCとしては比較的手堅い仕様にまとめている。

 まず、Windowsエクスペリエンスインデックスのスコアはオール5.9だ。Windows Vistaの使用においては、快適というレベルを超越した使用感が得られることは疑いがないだろう。PCMark05 1.2.0では総合値で10000以上、PCMark Vantageでも6000オーバーと、それを裏付けるようなスコアが出ている。3DMark06 1.1.0、FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3のスコアも優秀だ。Crysis 1.2日本語版も快適にプレイできることを示している。

 いかにも冷却重視という派手な外観だが、静音性もそれほど悪くない。5基のケースファンに、電源ファン、CPUクーラー、GPUクーラーと合計7基のファンを搭載するだけにさすがに無音というわけにはいかないが、それぞれのファンは低回転なだけに騒音はマイルドな印象だ。暗騒音32dBの環境で動作音を、本体から30センチの距離で測定したアイドル時の騒音は38dB、3D描画系のベンチマークテストを実行すると少し音が大きくなり、最大43dB程度まで上がった。

PCMark05のテスト結果
3DMark06のテスト結果
FFベンチのテスト結果

PCMark Vantageのテスト結果
3DMark Vantage(Performance)のテスト結果
Crysis日本語版 1.2 GPU Benchmarkの結果

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