「ストイックに検出率を追求していく」――G Data インターネットセキュリティ 2011検出率99.95%

» 2010年07月15日 13時26分 公開
[後藤治,ITmedia]
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マルウェアの脅威から着実にユーザーを守っていくことこそが重要

G Data設立25周年を記念した「G Data インターネットセキュリティ 2011 25周年記念パック」。25カ月3台用で4980円と非常に安い

 ジャングルは7月15日、G Data製セキュリティソフト「G Data インターネットセキュリティ 2011」シリーズのパッケージ版を7月22日に発売すると発表した。体験版とダウンロード版は7月15日より先行して公開される。

 最新版の特徴は大きく3点。まず1つはUIおよびパフォーマンスの向上だ。G Dataの製品は、異なる2つのスキャンエンジン(BitDefenderとavast)を搭載することにより、ウイルス検出率で99.9%(AV-Test.org調べ)と非常に高い検出性能を発揮するが、その半面処理性能では不利になる。そこで同社は従来から使用リソースの最適化や学習機能の強化(ホワイトリストによる処理のスキップや2回目以降のスキャン処理を高速化)に取り組んできた。2011年版でも同様にメモリ占有率などを推し進め、さらに動作が軽快になったという。

 2つ目は“最新クラウド技術”の導入。これまでウイルスに関しては、緊急保護機能として「アウトブレークシールド」(新種のウイルスが発生しても1分前後でブロックする)があったが、最新版ではこれに加えてフィッシングサイトにも対応した。入力されたURLをリアルタイムでチェックするため、定義ファイルの更新間隔では追いつけない新たな詐欺サイトにも対応可能としている。

スパムフィルタを抜けやすい例として、メールが届かなかったことを告げる返信を装った手口を取り上げ、他社製セキュリティソフトでは危険なサイトにリダイレクトされていく様子をデモした。G Dataの最新版ではクラウドベースの保護により対処できるという

 3つ目はふるまい検知機能の強化だ。実行中のプログラムがマルウェアの挙動(レジストリへアクセスする、hostsファイルを書き換えるなど)に似ていないかを常時監視し、疑わしいプログラムをブロックするこの機能は、定義ファイルによらない保護が可能な半面、誤検知を招きやすいというデメリットもある。このため、誤検知を回避する独自技術を導入したという。このほか、CD-ROMやUSBメモリからOSを起動せずにHDDをスキャンする緊急起動メディアを作成できるようになったのもトピックの1つだ。

G Data代表取締役社長、Jag 山本氏

 開発元であるG Dataの代表取締役社長、Jag 山本氏は、インターネットを取り巻くセキュリティリスクについて「警察庁に寄せられた相談件数を見るとウイルスに関するものはそれほど多くなく、詐欺や迷惑メールに関するものが高い。そこで、“99.9%は時代に逆行している”、“検出率をうたうのは時代遅れ”、“総合防御力がどうこう”という声もあるが、しかし実際のオンライン犯罪の実情を詳細にみると、今でもそれらの手段はウイルスによる攻撃がベースとなっている」と指摘する。また、ダブルエンジンの搭載によるパフォーマンスの低下について、「軽さを追求するとそぎ落とされる部分がどうしてもある。例えば手動以外では標準でフルスキャンを行わない製品も多くなった(G Dataは1週間に1回自動フルスキャンを行う)。確かに軽さは重要だが、マルウェアの脅威から着実にユーザーを守っていくことこそが重要。我々は引き続きストイックに検出率を追求していく」と語った。

検出率では32カ月連続で1位の実績を持つ(写真=左)。G Data インターネットセキュリティ 2011シリーズのラインアップは全7製品(写真=中央)。日本のユーザーからの感染報告はゼロという(写真=右)

 なお、G Dataの日本進出以来、ユーザーからの感染報告はこれまでゼロという。

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