お盆シーズンに「品薄要注意」な人気パーツは何?古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)

» 2010年08月09日 11時45分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]
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人気CPUクーラーにマザー、電源ユニット……そのほかの品薄要注意パーツ

TSUKUMO eX.に並ぶ、サイズの人気CPUクーラー

 そのほかのジャンルでは、PCケースとCPUクーラーを品薄要注意と語るショップが多かった。PCケースについては「箱が大きいから、店のバックヤードにあまりたくさん在庫できないんですよね。単純な話ですが、どこも事情は同じだと思います」(フェイス秋葉原本店)という意見が目立つ。CPUクーラーに関しては「今年の夏は暑いので、冷却パーツの売れ行きが好調です。ただ、お盆前半に猛暑日が来ると、人気モデルは再入荷が間に合わなくなる可能性は高いですね」(TSUKUMO eX.)と、気温との関係での売り切れを心配する声が複数あった。

 CPUクーラーの人気モデルには、多くのショップでサイズの「KABUTO」と「RASETSU」、「グランド鎌クロス」といった4000円弱のモデルが挙げられた。TSUKUMO eX.は「これ以上の高級モデルと、さらに下のエントリーモデルは人気が分散しています。3000円から4000円のミドルクラスはこれらのモデルが飛び抜けていますね。現在は十分に在庫していますが、暑い日が続いたお盆の終わりごろは売り切れるショップが複数出てくると思いますよ」という。

 マザーボードは、ギガバイト製品の品薄を心配する声をツートップ秋葉原本店で聞いた。「ウチの在庫は十分ですが、国内代理店が減ったことで、ギガバイト製品の扱いが極端に少なくなったショップがいくつかあります。その関係で、ウチではギガバイト製品の売れ行きが急に上がっているんですよ。これは街全体でみるとストックが減っているということなので、在庫の少なくなるお盆後半は、目当てのモデルをどこも置いていないという状況も予想されます」とのことだ。

 最後の要注意は電源ユニットだ。1万円前後で買える中位モデルで人気があるHEC製電源が、複数のショップで品薄になっているという。クレバリー1号店は「信頼性が高いうえに割安ということで、HEC製電源だけ飛ぶように売れるという状況がここ最近目立っています。例えば、80PLUS BRONZE取得の定格700ワット電源『WIN POWER HEC-700TE-2WX』が8000円もしないんですよね。ほかのショップでも品薄という声を聞くので、狙っている人は早めに入手したほうがいいでしょう」とアドバイスを送る。

 なお、“HEC対抗”としては、サイズ扱いのREEVEN(リーベン)製電源「SCHWARZBERG」シリーズも注目を集めている。定格700ワットで80PLUS BRONZE取得の「RPSB-700」は8000円弱だ。

品薄が懸念されるギガバイト製のマザーボード(写真=左)。HEC「WIN POWER HEC-700TE-2WX」(写真=中央)。REEVEN「SCHWARZBERG」シリーズ(写真=右)

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