第3回 “けっこう”進化、これは驚き──「AtermWM3500R」のファームウェアVer1.1.0を検証:“WiMAX Speed Wi-Fi”「AtermWM3500R」ロードテスト(1/2 ページ)

» 2011年01月28日 16時48分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
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かなり多くの更新があった、ファームウェア Ver.1.1.0

photo NECアクセステクニカ「AtermWM3500R」。カラーバリエーションにマーズレッド、プラチナブラック、シルキーホワイトの3色を用意する

 WiMAX対応のポータブル無線LANルータ「AtermWM3500R」は、前回の検証で約8時間というバッテリー動作時間に偽りのない実力を示した。

 そして2010年12月に公開されたファームウェア Ver.1.1.0で、一部の組合せで発生していた無線LANが切断されてしまう現象も問題も大幅に改善されたようだ。前回はやや数日にわたるバッテリー動作時間をイコールコンディションで検証するため、あえてアップデートはしていなかったが、今回改めて改めてこのファームウェア Ver.1.1.0で何が進化したかをチェックしよう。

 ファームウェア Ver.1.1.0は、2010年12月24日に公開された。WM3500Rユーザーにとってクリスマスプレゼントであるがごとくの提供だ。ちなみにWM3500Rは一部機能──マルチSSID機能などは未実装(追ってファームウェアのバージョンアップで対応予定)という仕様で発売されたが、この予告されていた機能追加を一部含みつつ、恐らくユーザーからの要望が多かったと思われる機能の改善も行われた。機能面での追加・改善ポイントは以下だ。

  • (1)ESS-IDステルス機能の追加
  • (2)自動省電力機能(自動電源オフ機能)の無効化設定を可能に
  • (3)バッテリー残量が少なく表示される現象を改善
  • (4)iPhone/iPad使用時の通信速度を改善

 このうち、(1)は発売時より予告されていた追加機能で、本機のSSIDを未登録・管理下にない無線LAN機器から発見できないよう遮へいするセキュリティ設定、(2)は一定時間無通信状態だと自動で電源をオフにする、省電力化のための機能だ。こちらはおそらくユーザーからの要望に応えたかたちでの改善と思われる。

 (2)について、発売初期のファームウェア(Ver.1.0.0〜2)では最長60分までその時間を調整できたが、機能そのものを無効にはできなかった。モバイルユースのみなら余計にバッテリーを消費せずに済む便利な機能だが、バッテリー切れの心配がない家庭内で勝手にオフにされては……少々困ることもある。

 ちなみに、WM3500Rはオプションで有線LANポート付きのクレードルを用意し、家庭やオフィスなど電源のある屋内でも便利に使える特徴がある。あわせて、“窓際なら入るが、PCを使う書斎ではWiMAXが入らない”といった環境で、WM3500RとPCを離れた場所で使うユーザーも多いだろう。

 というわけで、固定回線を解約し、家でも外でもWiMAX 1本に──ができるポテンシャルのあるWiMAXサービスだけに、この改善はかなり意味がある。早急に対応したことは高く評価したい。

photophoto 上が初期ファームウェアVer.1.0.2、下がファームウェアVer.1.1.0。Ver.1.1.0で、無線LANの設定にESS-IDステルス機能を制御する設定が追加された。SSIDを公開しないことで、意図しない不正アクセスのリスクも低減できる(画像=左)。同じく、無通信時の自動電源オフ機能を無効にする設定も追加された。自動省電力設定の無通信時間をゼロに設定することで、機能をオフにできる(画像=右)

 (3)と(4)は、不具合解消に近い修正点だ。(4)は、筆者所有のiPhoone3GS利用時は特に気にならなかった(iPhoneでは、高スループットが必要な機能、例えばYouTube動画などを利用しない使い方のためとも思われる)が、(3)の事象は、購入時よりあれれ? 変かもねと認識してはいた。実測値で8時間はしっかりバッテリー動作するのでまぁいいかとしていたが、より正確なバッテリー残量表示になることは当然歓迎すべきである。

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