ストレージ関連では、HDDの売れ筋に変化がみられたというコメントが多かった。PC DIY SHOP FreeTは「連休中はシーゲイト製のHDDがよく売れましたね。普段は日立とウェスタンデジタルが強いので、かなり違いがはっきりしていましたよ」と語る。ほかにも、「Windows XPで使いたいという人が、512バイトのセクタを採用しているシーゲイトや日立のHDDをよく買っていかれました」(フェイス秋葉原本店)といった声もあった。
また、全体的にSSDの売れ行きが上がったとの意見も耳にした。ツートップ秋葉原本店は「まだHDDにくらべて割高と感じる方は多いようですが、確実にニーズは高まっています。連休中はインテル『320』シリーズの80Gバイトと120Gバイトモデルがよく売れました」という。
転送速度を求めるユーザーには、SATA 3.0対応モデルが人気だ。ドスパラ パーツ館は「連休前半はReal SSD 300シリーズの128Gバイトモデルと64Gバイトモデルがよく出ましたね。後半にはより高速なReal SSD 400シリーズのリテール品が入荷したので、同じラインがわりと出るようになりました」と語る。
さらに週末には、単位時間あたりの入出力処理を向上させたOCZの「Vertex 3 Max IOPS」シリーズ 120Gバイトモデルが登場し、話題を集めている。価格は3万3000円弱で、週末のうちに売り切るショップもあった。転送速度は既存の「Vertex 3」シリーズと同じで、リード最大550Mバイト/秒、ライト最大500Mバイト/秒となる。
新モデルの登場も含め、テクノハウス東映は今後のSSDの売れ筋を「より高速性を求める人が増えると思いますよ。一方で、SATA 2.0接続でそこそこ速くて安いモデルのニーズも継続するでしょう。そういう二極化が進むのではないかとみています」と話していた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.