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シンセイコーポレーション製「URoad-9000」は、「Wバッテリー」と「円形ボディ」を特徴とする“WiMAX Speed Wi-Fi”(WiMAXルータ)だ。後編では、“おお、こんな機能まであるのか”と感じたルータ機能を含めた詳細部分に迫ろう。
メインの特徴に隠れがちだが、実はURoad-9000は無線LANルータとしての機能も据え置き型なみに充実している。これには少し驚いた。
無線LANのチャンネルは、自動、あるいは任意のチャンネルの指定を可能とし、SSIDごとの接続台数を1〜5台に個別調整することもできる。例えば、片方をWEPで運用するなら、接続許可数を少なくすることでセキュリティ性を高められる。
このほか、MACアドレス指定でDHCPでの静的IPアドレス配布が可能で、DMZの設定やポートフォワード機能、JavaやActiveXなどの利用を禁止するコンテンツフィルタや特定URLへのアクセス禁止なども設定できる。ポータブル無線LANルータとしては、かなり多機能な部類に入ると思う。
さらに、ダイナミックDNSに対応する点も面白い。一部メーカーの据え置き型ルータには、対応こそするが指定するプロバイダやサービスのものしか利用できない場合もあったりするのだが、本機で試したところ、ダイナミックDNSの代表格であるDynDNSのアカウントで問題なく利用できた。
昨今は映像・音声のライブ配信などもUSTREAMなどのWebサービスでまかなえるシーンが増えたので、以前ほどダイナミックDNSが利用できるメリットを感じる人は少なくなったかもしれないが、自宅サーバを活用したいと考える人には重宝しそうだ。
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