デルのゲーミングPC「ALIENWARE」が“Ivy Bridge”搭載に進化：2012年PC夏モデル（2/2 ページ）

[ITmedia]

14型液晶ディスプレイで1600×900ドットモデルも「ALIENWARE M14x」

1600×900ドットの高解像度表示構成も選べる「ALIENWARE M14x」

　「ALIENWARE M14x」は、14型ワイドで解像度1366×768ドットの大画面液晶ディスプレイを搭載するモデルだ。解像度はBTOで1600×900ドットも選択できる。本体サイズは、337（幅）×258.36（奥行き）×37.8（厚さ）ミリ、最小構成（容量63ワットアワーの8セルバッテリー搭載）における重さは約2.92キロになる。本体搭載のインタフェースには、ギガビット対応有線LAN、USB 3.0が2基、USB 2.0（PC電源オフでも接続した周辺機器に充電できるPowerShare対応）、Mini-DisplayPort、HDMI出力（Ver.1.4準拠）、アナログRGB、9-in-1メディアカードリーダなどをそろえる。無線接続とキーボードの仕様は、「M18x」「M17x」と共通する。

　システム構成において、M14xもスタンダードモデル、プレミアムモデル、プラチナモデルと3パターンの構成例を用意する。いずれのモデルでも、システムメモリはDDR3 1600MHzを6Gバイト搭載し、OSに64ビット版 Windows 7 Home Premium Service Pack 1を導入する。

　スタンダードモデルでは、CPUが“Sandy Bridge”世代でデュアルコアのCore i5-2450M（2.5GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.1GHz）で、GPUにはGeForce GTX 650M（グラフィックスメモリ1Gバイト）を実装する。データストレージは容量500GバイトのHDD（7200rpm）を内蔵し、光学ドライブはDVDスーパーマルチになる。実売予想価格は12万4800円。

　プレミアムモデルは、CPUがCore i7-3610QM（2.3GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.3GHz）で、データストレージ構成は容量500GバイトのHDD（7200rpm）とキャッシュメモリとして利用できる容量64GバイトのSSD（mSATA接続）の組み合わせになる。GPUと光学ドライブはスタンダードモデルと共通する。液晶ディスプレイでは、サイズはそのままに、解像度が1600×900ドットになる。実売予想価格は14万4980円。

　プラチナモデルは、CPUと光学ドライブ、液晶ディスプレイがプレミアムモデルと共通する。GPUもプレミアムモデルと同じGeForce GT 650Mだが、グラフィックスメモリの容量を2Gバイトに増やした。データストレージも容量256GバイトのSSDを採用する。実売予想価格は15万9980円。

超コンパクトなデスクトップ「ALIENWARE X51」もIvy Bridgeに

コンシューマーゲーム機と見間違えそうなほどにコンパクトな「ALIENWARE X51」も“Ivy Bridge”世代のCPUを搭載した

　2012年1月に登場した、コンパクトなデスクトップ“ゲーミング”PCの「ALIENWARE X51」でも、第3世代Coreプロセッサー･ファミリー搭載構成を「プラチナモデル」で用意した。

　ALIENWARE X51の本体サイズは、95（幅）×318（奥行き）×343（高さ）ミリで、重量5.49キログラム。コンパクトモデルながら、グラフィックスカードには、BTOでGeForce GT 545、または、同 GTX 555を組み込んで、ゲーミングPCとして耐えうる性能を持たせている。本体搭載のインタフェースはUSB 3.0が2基にUSB 2.0が6基（前面2基に背面4基）、HDMI出力、ギガビットイーサ対応有線LANを備える。

　今回登場したプラチナモデルの構成は、CPUがCore i7-3770（3.4GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.9GHz）に、GPUにGeForce GTX 555（グラフィックスメモリ1Gバイト）を組み合わせる。システムメモリはDDR3 1600MHzが8Gバイト。データストレージは容量1TバイトのHDD（7200rpm）で光学ドライブにDVDスーパーマルチを内蔵する。

　出荷開始は5月9日からの予定で、実売予想価格は10万9980円の見込みだ。

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