これぞ新世代のスタンダードノートか?――「HP ENVY6-1000」にUltrabook普及のカギを見た:15.6型サイズで厚さ19.8ミリ!(1/3 ページ)

» 2012年07月13日 22時00分 公開
[池田憲弘(撮影:矢野渉),ITmedia]

最も売れている画面サイズのノートPCをUltrabookへ

photo 15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載するUltrabook「HP ENVY 6-1000」

 2011年5月にインテルがUltrabookの構想を発表してから、メーカー各社は薄型のUltrabookを数多く投入してきた。特に“Ivy Bridge”(開発コード名)世代のCPUが発表されてからは、Ultrabookのラインアップは数が増えただけではなく、さまざまなサイズの製品が登場した。“Sandy Bridge”(開発コード名)世代のUltrabookは13.3型が大多数だったが、現在は11.6型や14型液晶ディスプレイを搭載するモデルも増えている。

 だが、個人向けPC市場全体で最も売れているサイズは15型クラスのベーシックモデルだ。日本ヒューレット・パッカード(以下、HP)が発表した「HP ENVY6-1000」は、15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載した、メインストリーム層をターゲットとするUltrabookとして展開する。

 15.6型サイズのUltrabookはラインアップが少なく、日本エイサーが投入した「Aspire M3-581T」に続いて2モデル目となる(Aspire M3-581TのCPUはSandy Bridge世代だが)。

 同社はHP ENVY6-1000が今後、メインストリーム向けPCの“スタンダード”になるとアピールしているが、本当にそうなるのか。性能や使い勝手を確かめ、未来のスタンダードノートにふさわしいか確かめてみよう。

高級感のある落ち着いたデザイン

 ENVY6-1000のカラーバリエーションは、ブラック/レッドとブラック/シルバーの2種類を用意する。今回入手したカラーはブラック/レッドで、天面とパームレスト、キーボードベゼルは黒、側面や底面は赤という美しいコントラストが特徴だ。

 ボディの素材はアルミ合金で、天面やパームレストにはヘアライン加工を施した。光沢を抑えた質感からは、派手さはないが高級感が感じられる。自宅の書斎など、落ち着いた雰囲気の場所によく合うだろう。

photophoto ヘアライン加工を施しつつも光沢を抑えた天面など、高級感のあるデザインだ(写真=左)。ボディが黒いと天面左下にある「HP」のロゴがよく映える(写真=右)
photophoto 天面の黒と底面の赤のコントラストが美しい(写真=左)。液晶ディスプレイのヒンジ部に“Hewlett-Packard”と刻印されている(写真=右)

 ボディのサイズは374(幅)×253(奥行き)×19.8(厚さ)ミリで、重量は約2.09キロだ。厚さが21ミリ以下なので、Ultrabookを名乗る条件に当てはまる(ディスプレイサイズが14型未満の場合は18ミリ以下)。15.6型ワイド液晶ディスプレイ搭載ノートPCとしては、薄くてコンパクトなので、据え置き利用だけではなく、家の中で気軽に持ち運ぶことも十分可能だ。この薄さは、PCを使わないときにしまっておくのにも都合がよい。

 インタフェースは、USB 3.0を2基、USB 2.0を1基(電源オフ時の給電に対応)、HDMI出力、音声入出力、メディアカードスロット(SDXC対応SDメモリーカードとMMCが利用可能)を備える。

 主要なインタフェース類は左側面に集中しており、右側面には音声入出力とUSB 2.0、盗難防止ロック用コネクタが並ぶ。前面と背面にインタフェースはない。液晶ディスプレイの上部には約92万画素のWebカメラとデジタルマイクを内蔵する。通信機能はギガビットLAN、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0を装備しており、メインストリーム向けのPCとして不足はない。

photophoto 本体の前面と背面にはインタフェースを搭載しない。本体の厚さは19.8ミリと15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載したノートPCとしてはとても薄い
photophoto 左側面には有線LAN(下側が開閉するコネクタを採用)、HDMI出力、USB 3.0×2、メモリカードスロット、電源ランプ、ストレージのアクセスランプを配置(写真=左)。右側面には電源オフ時の給電に対応するUSB 2.0と音声入出力、盗難防止(ケンジントンロック)ポートを備える(写真=右)
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