今回は東京から南国沖縄へ、@nifty EMOBILE LTE+Pocket WiFi LTE GL01Pとともに飛んでみた。
沖縄本島のイー・モバイルエリア状況は、以前より人口の集中する中南部地区が3GのEMOBILE G4サービスに対応済み、LTEエリアは那覇市中心部が対応、2012年9月までに沖縄市あたりもサービスエリアになる予定となっている(2012年7月現在)。
筆者が以前沖縄を訪れたのは10年ほど前、当時のDDIポケットが提供していた最大32kbpsのAirH"のみが唯一のモバイルで利用できる定額制データサービスだった。それが現在は、月額3880円程度で下り最大75Mbps(EMOBILE LTEの場合)、実測値でも普通に10Mbps程度は出るようになった。感慨深いものである。
さて、沖縄本島の空の玄関口・那覇空港はしっかりLTEエリアだ。ターミナル内の速度は下り10.22Mbps/上り8.25Mbpsと満足の行くものだった。
続いて、空港内のファストフード店「A&W」に立ち寄り、ルートビアフロートをいただく。ルートビアはハーブ系なちょっとクセのある味がする、変わった味好きの人には有名な炭酸飲料だ(ビアとあるが、アルコールは含まれない)。何というかハッカの香りがするドクターペッパーというか、何というか。那覇に着いたら、ともあれ飲んでみてもらいたい。
続いて、“ゆいレール”で「首里城」へ行こう。那覇空港ターミナル駅から、沖縄都市モノレール・ゆいレールでくねくね30分ほどで終点の首里駅に着く。
首里城近辺は、残念ながらまだLTEエリアではないようだ(2012年7月現在)が、3GのEMOBILE G4サービスはしっかり利用可能だ。Pocket WiFi LTEは、LTEエリアではLTE接続で、LTEエリア外ではEMOBILE G4接続に自動で切り替わってそのまま利用できる。速度は下り4.3Mbps/上り2.48Mbpsと3Gサービスにしてはかなり良好な値で、少し感心した。
昨今は観光地に限らず、いつでもどこでも撮影した写真をその場でSNSなどに投稿する使い方をする人は多い。こういった使い方においては、上りの速度も結構重要だ。3G接続だとしても上り速度が良好な点はかなり強い味方になり、これがLTEサービスになればさらに快適になるだろう。この首里城近辺も、なる早でのLTEエリア化を期待したい。
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