米Googleは3月13日(現地時間)、“2回目の春の大掃除”と称して終了するサービスについて発表した。同社が不定期に発表している“大掃除”の10回目になる今回、ついに「Google Reader」が対象になった他、7つのサービスの終了が発表された。
2005年にスタートしたRSSリーダー「Google Reader」を、7月1日に廃止する。Googleはユーザーに対し、7月1日までにGoogle Takeoutでデータをエクスポートするよう勧めている(別記事参照のこと)。
Snapseedは、Googleが昨年9月のNik Software買収で獲得した写真編集ツール。このMac版とWindows版の提供を同日終了する。既存ユーザーへのサポートは継続する。また、iOSおよびAndroidアプリの提供も続ける。
Cloud Connectは、2010年11月に発表の、米MicrosoftのOfficeの文書をGoogle Docsのクラウド環境で利用できるようにするOffice向けプラグイン。
Googleドライブをデスクトップにインストールすれば同じことができるので、このプラグインの提供を終了する。既存ユーザーは4月30日以降はこの機能を利用できなくなる。
一般ユーザーがGoogle EarthやGoogle Maps上に提供する3Dモデルを構築するためのツール「Google Building Maker」が、6月1日に終了する。同ツールはGoogleが2006年3月に買収した@Last Softwareの3Dデザインソフト「SketchUp」が基になっているが、Googleは昨年4月にSketchUpをGPS開発企業のTrimbleに売却した。
3Dモデルギャラリーの「3D Warehouse」は継続するので、ユーザーはサードパーティー製のモデリングツールで構築した3Dモデルを3D Warehouseに投稿できる。
こちらは来週に終了。BlackBerry 6以降を搭載する端末であれば、HTML5版のGoogle Voiceを使うことができる。
Apps ScriptのGUI BuilderとUiAppの5つのウィジェットを9月16日に終了し、Html Serviceにフォーカスする。詳しくは開発者向けブログを参照のこと。
「Google Calendar API」が定着してきたため、「CalDAV API」の提供を9月16日に終了する。このAPIの利用を続けたい開発者は、このフォームでGoogleに申請する必要がある。
「Search API for Shopping」も9月16日に終了する。ユーザー向けのショッピング情報の提供をGoogle Shoppingにシフトしてきているため。
Googleは2011年に最初の“大掃除”を発表して以来、累計でおよそ70のサービスや製品を終了している。
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