既報の通り、10月8日に富士通は2013年PC秋冬モデルを発表した。各製品の詳細は以下のまとめ記事を参照いただきたい。
本記事では同日行われた製品内覧会で特に広いスペースを使って展示されていた注目機種3モデルを写真で紹介する。
内覧会では、12.5型コンバーチブルPC「ARROWS Tab QH77」の冠水デモが行われていた。本製品は付属のキーボードから画面を取り外すことで、Windows 8.1タブレットとしても利用できるUltrabook準拠の12.5型コンバーチブルPC。本体に冷却ファンや吸排気口を搭載しつつ、防水(IPX5/7/8)と防塵(IP5X)を実現したのが特長だ。
排気口から浸水したときに通電部を保護するため、本体内に約1.5ミリの“断熱層”を設けて水やホコリを遮断している。内蔵するファンも通電部に浸水しない構造を採用しており、水中でも吸/排水を行いCPUを水冷するという。


キーボードを装着すればクラムシェルノートPCのように使える(写真=左)。キーボードからタブレット部を外すときはヒンジ部にあるボタンを押す(写真=中央)。背面にはWebカメラと指紋センサーを備える(写真=右)

本体左側面には吸/排気口と電源ボタンや音量調節ボタンを(写真=左)配置し、右側面にはカバーに覆われた端子類がある。左からmicro SDカードスロット、SIMカードスロット、USB 2.0ポート(Micro AB)、USB 3.0ポートだ(写真=中央)。キーボード部はバッテリーやインタフェースを搭載しないため薄い(写真=右)。法人向けモデルはインタフェースを搭載するキーボードやドッキングステーションを用意するという同社がカジュアルな用途向けのWindows 8.1タブレットとうたう「ARROWS Tab QH55」も目玉製品の1つだ。ディスプレイは10.1型で2560×1600ドットという高解像度液晶に電磁誘導方式のデジタイザを内蔵。1024段階の筆圧検知に対応するペン入力も行える。
CPUにはインテルのタブレット向け最新SoCである“Bay Trail-T”世代のAtom Z3770(4コア4スレッド、1.46GHz/最大2.4GHz)を採用。防水(IPX5/7/8)と防塵(IP5X)に加えて、ディスプレイがアルコール除菌シートなどでふけるようエタノール、イソプロピルアルコール、次亜塩素酸ナトリウムといった薬品にも対応したのもポイントだ。


2560×1600ドット対応の10.1型ワイド液晶ディスプレイを搭載するWindows 8.1タブレット「ARROWS Tab QH55」。専用のデジタイザスタイラスが付属する(写真=左)。スタイラスは本体右下に収納可能だ(写真=中央)。背面にはWebカメラと指紋センサーを搭載する(写真=右)

本体左側面にはヘッドフォン出力と電源ボタンや音量調節ボタン、スピーカー(写真=左)配置し、右側面にはカバーに覆われた端子類がある。左からスピーカー、SIMカードスロット、micro SDカードスロット、USB 3.0ポート、USB 2.0ポート(Micro AB)だ(写真=中央)。充電専用クレードルもオプションで用意する(写真=右)

オプションのスリムキーボードは1万4800円前後で販売する(写真=左)。ARROWS Tab QH77と同様に底面のパーツを引き出すことで、スタンドが安定する(写真=中央)。法人向け製品には専用のBluetoothキーボードも用意するという(写真=右)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.