アスクは10月25日、スウェーデンのPCケースメーカーであるFractal Designの製品を一堂に会したユーザーイベントを秋葉原で開催。製品担当者を交えて11月上旬に国内で発売するPCケースや電源ユニットなどの特徴を解説した。
同日発表された新製品は、ミドルタワー型PCケース「ARC Mini R2」と、フルタワー型PCケース「ARC XL」の2製品。いずれもブラックを基調に透明アクリル製のサイドパネルをはめ込んだデザインで、標準で3基の流体軸受けファン「Silent Series R2」の内蔵や、水冷ラジエータへの対応、最大400ミリまでの拡張カードを搭載できるスペース、6/8台の多段HDDゲージ、マザーボードの裏面にSSDを2台搭載できる構造など、静音性と拡張性に注力しているのが特徴だ。
また、先日発表した電源ユニット「Newton R3」「Tesla R2」「Integra R2」の3シリーズも披露。負荷に応じてファンを制御する135ミリのセミパッシブファン(Newton R3)や、静音性に優れた135ミリボールベアリングファン(Tesla R2)、小型PCケース向けに奥行きのサイズを140ミリに抑えたコンパクト筐体(Integra R2)といった特徴をアピールした。
なお、Fractal Designがスウェーデンの企業ということで、北欧らしいデザインを最もよく表しているのはどの製品か、という質問が飛ぶと、「個人的にはNode 304のホワイトモデルを気に入っていて家でも使っている。白だけど暖かい感じが北欧らしい」と回答。また、白と黒以外の色の採用について聞かれると「現在のカラーリングは保守的な方針で白と黒を展開しているが、今後スペシャルエディションのような形で投入できれば」とユーザーの声に応えた。ちなみに、現在同社はこれまで同様、静音性やエアフローなどの安定性に注力しつつ、より小さなケースの開発にも取り組んでおり、2014年の4月前には披露したいと将来の展望を語った。
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