ゲーミングマザーボードは、ブランディングとカラーリングを変更する。これまで、「G1 Killer」シリーズとして複数のラインアップを用意し、最新モデルでは「G1 Sniper」を投入していたが、これを、改めて「G1」シリーズとした。
カラーリングも蛍光グリーンから金属の光沢を取り入れた赤に変更した。ヒートシンクのデザインも、G1 Killreシリーズで特徴としていた銃器をイメージするものから、競合の同種マザーボードと同じような形状に移行している。
訴求するスペック的な特徴としては、グラフィックスカード4枚によるマルチGPU環境が構築できるPCI Express拡張スロットの搭載に、Realtek ALC 1150やCreative Sound Core 3Dなどの実装とコネクタを金メッキしたりUSB DAC-UPを用意したサウンド環境、Killer E2200とIntel製コントローラを用意した有線LAN環境を紹介している。
オーバークロック重視のラインアップでは、“カツ入れ”用補助電源コネクタや、メモリスロットや拡張スロットを1基単位でオンオフできるディップスイッチ、ベースクロックなどの変更ができるボタン、Dual BIOSとその切り替えスイッチなど、オンボードで用意した機能をアピールした。
また、バックパネルとは反対側に(ピンヘッダではない)USBコネクタを設けて、ベンチマークテスト結果のスクリーンショットをUSBメモリに素早くコピーできるという、ベンチマークテストの大会で便利な細かい工夫も行っている。
今回新しいシリーズとして登場するのが、「BLACK EDITION」だ。工場出荷時のテストで168時間の動作テストを行うことで、高い安定性と信頼性をアピールする。このテストに耐えた証として、BLACK EDITIONのパッケージに合格証が付属するほか、メンバーズカードを入手したユーザーには、GIGABYTEが企画するイベントなどに優先して参加できるなどの特典を用意する予定だ。
新しく導入するソフトウェアでは、「GIGABYTE Chromium OS」と「GIGABYTE Cloud Station」を紹介した。Chromim OSは、Googleが用意するOS部分にGIGABYTEが必要なドライバとともにユーザーへ提供する。ユーザーのインストール作業は必要だが、ガイダンスに従って簡単に導入できるとGIGABYTEは説明している。4Gバイトのストレージにインストールができ、Adobe Flash、PDFビューアが付属する。なお、説明会の時点では日本語環境に関する情報を明らかにしていない。
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