PC USER Pro

すごく小さい“お仕事マシン”――「HP EliteDesk 800 G1 DM/CT」:3画面出力も可能(1/2 ページ)

» 2014年06月24日 11時50分 公開
[鈴木雅暢,ITmedia]
ココが「○」
・容積1.05リットルの超小型ボディ
・TDP 35ワットの第4世代Coreを搭載可能
・小型なのに優れたメンテナンス性
ココが「×」
・付属スタンドの横幅が大きい
・メモリーカードスロットがない

はじめに:極小ボディに第4世代Coreプロセッサーを搭載

「HP EliteDesk 800 G1 DM/CT」。容積1.05リットルのスリムでコンパクトなボディが目を引く。フロントマスクはマットなブラックで、シンプルながら吸気口のスリットをデザインとして上手く取り入れており、高級感ある見た目に仕上げている

 HP EliteDesk 800 G1 DM/CTは、日本HPから発売された超小型デスクトップPCだ。横幅約34ミリ、容積にして約1.05リットルというスリムでコンパクトなボディに、第4世代Coreプロセッサーを搭載しているのが最大の特徴である。

 ボディの具体的なサイズは約34(幅)×177(奥行き)×175(高さ)ミリ(縦置き時、スタンド含まず)。公称値は縦置き時を基準に記載されているため、本稿でも位置関係については基本的に縦置きを基準に言及するが、デザイン的には横置きでの利用も強く意識されている。

 例えば、縦置き時における右側面(横置き時底面)には、足の部分が4ミリほど張り出している(つまり足を含めた横幅は38ミリほどある)し、管理用シールなどもまた右側面に張られている。足の部分にはラバー素材が張られており、しっかり安定して設定できる。

 縦置き時については、付属のスタンドを含めると横幅が117ミリにかさんでしまうが、底部は平面で排気口などもないためスタンドなしでも設置は可能だ。安定化させるために市販のゴム足などを利用してもよいだろう。

本体サイズは約34(幅)×177(奥行き)×175(高さ)ミリと、非常にコンパクト。右側面にはVESAマウントホール(VESA-100)付きの横置き用の足があり、実測で4ミリほど張り出している。前面端子は、2基のUSB 3.0、ヘッドフォン、マイクが縦(縦置き時)に並ぶ(写真=左)。背面端子も豊富だ。ディスプレイ出力は2基のDisplayPortとアナログRGBを装備し、3系統出力が可能。USB 3.0は4基、ライン出力、有線LANも備える。少し張り出しているのは無線LAN用のアンテナだ。もちろん、盗難防止用ワイヤーの取り付け穴(ケンジントンロック)も用意されている(写真=右)

 右側面の足部分にはVESAマウントホール(VESA-100)を装備しており、これを利用してHP製液晶ディスプレイの下にボディ配置できる「モニターマウントキット」や、壁掛けも可能な「HP フラットパネルモニターQuick Release」といったオプションが用意されているのも魅力だ。

 ボディは手回しネジ1本を外すだけでカバーの開閉が行なえ、工具なしでHDDを取り外して2基のSO-DIMMソケットにアクセスできる。さらにネジを3つ本外せばCPUソケットにもアクセスできる。これだけの小型フォームファクターでもメンテナンス性もしっかり確保されている。ちなみに、内部にはM.2ソケット(Type 2280/キーM)があることも確認できた。

ケースカバーは背面の手回しネジ1本で外すことができる。極小ボディながらメンテナンス性も良好だ

 基本スペックはBTOでカスタマイズが可能で、CPUは5種類が選べる。選択できるCPUは、Core i7-4765T(2GHz/最大3GHz)、Core i5-4570T(2.9GHz/最大3.6GHz)、Core i3-4130T(2.9GHz)、Pentium G3220T(2.6GHz)、Celeron G1820T(2.4GHz)だ。いずれもTDP35ワットのプロセッサーである。チップセットにはIntel Q87 Expressを採用しており、Core i5以上のモデルではIntelのvProテクノロジーに対応し、リモートによるセキュリティ管理などが行なえる。

 メモリは4Gバイトと8Gバイトの2種類、データストレージは500GバイトのHDDと128GバイトのSSD(Opal準拠の自己暗号化機能対応)の2種類から選べる。光学ドライブは非搭載だ。

 プリインストールOSも柔軟な選択が可能だ。Windows 8.1、Windows 7(64ビット/32ビット)の各エディションのほか、Windows 8.1 Proのダウングレード権を使ったWindows 7 Professional(64ビット/32ビット)も選択できる。このダウングレード権を使ったWindows 7プリインストールでは、Windows 8.1のライセンスでWindows 7 Professionalを使うことができる。いつでも追加費用なしでサポート期間の長いWindows 8.1へアップグレードして使うことができるので、ビジネスPCの新規導入を考えている企業、SOHOに都合の良いライセンス形態といえる。

セキュリティチップを搭載しているほか、HPおなじみのセキュリティソフト「HP Client Security」も付属。本人認証の強化、ドライブ/ファイル暗号化、ファイルの完全消去、USBメモリといった外部デバイスのアクセス制限など、さまざまなセキュリティ機能が利用できる。ウィザード形式でセットアップが可能で特別な専門知識がなくとも簡単に利用できる

CPUはBTOで5種類から選べる。評価機はCore i5-4570Tを搭載していた。デュアルコアで動作クロックは標準2.9GHz、最大3.6GHz、Hyper-Threadingにより4スレッドの同時実行が行える。TDPは35ワットだ

icon
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月24日 更新
  1. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  2. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  3. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  6. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  7. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  8. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
  9. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  10. 14型モバイルノートPC「FMV Note U」に新モデル登場 約634gモデルに加えて「ゴジラ-0.0」コラボモデルも (2026年10月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー